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「病院にお見舞いの花はダメ。持ち込み禁止」

これをご存知の方は多いと思います。

生花は持ち込み禁止…。これを実施している病院は「大阪」が一番多いのです。逆に福岡と広島は極端に少ない。

つまり、大阪はお見舞いにお花を持ち込むのを禁止している病院がとても多く、福岡と広島はOKな病院が多いということです。

お花の持ち込みって、地域によって差があるんですね。

で、この「生花は持ち込み禁止」の理由ってご存知でしょうか?

おすすめのお見舞い用のお花ってあるの?


◆ 禁止の理由①「緑膿菌」がいるから。

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花瓶の水に感染症の原因となる緑膿菌がいるから、というのが理由です。

でも緑膿菌って家でもどこでもいます。洗面所とか台所とか水場にいます。病院だって花瓶の中だけでなく病院の洗面台や流し台にもいます。そのへんに普通にいる菌です。

しかも!花瓶の中に緑膿菌で感染したって報告は一回もありません!

花瓶の中に緑膿菌がいたって、それが原因で感染症を引き起こすことってまずないんですよね。そんなものより、外来のソファーや椅子、エレベーターのボタン、車いすの握り手(グリップ)、廊下の手すり、トイレの手すりのほうが、よっぽど不潔で菌だらけで感染しやすいです。


緑膿菌が原因で生花の持ち込みが禁止になったことについて、2011年10月11日の産経新聞でとても興味深い記事が載っています。

花卸会社など業界関係者の話で「朝日新聞の記事で紹介されたことが大きい」というのです。

以下産経新聞の記事抜粋⇩

「花の持ち込みを禁止する病院は平成14年頃からあったものの、今のように増えたのは平成17年頃から。そのきっかけとなったのが、17年2月25日に朝日新聞の大阪夕刊総合面に掲載された「病室、花はどこいった 持ち込み・販売禁止広がる」の記事という。
その記事には、高槻赤十字病院(大阪府高槻市)が看護師の「花瓶の水は菌が繁殖しやすいのでは」との疑問の声から花瓶の水を調査、緑膿菌などが検出されたことから、病院全体で持ち込み禁止策をとったことを紹介。国立感染症研究所・主任研究官の「免疫力の低下した患者が病原菌を体内に取り込むと危険性が高まる。病室の環境を汚染させないためには、生花の禁止は有効だ」とのコメントをのせている。


記事はさらに、

これを読んで「花瓶の水に緑膿菌がいるかもしれないので、院内感染予防のために病室に花を飾るのはやめたほうがいい」というメッセージを受け取った人が多いのではないだろうか。ただ、花瓶の水が院内感染の原因になったという事例はこれまでにない。

ただ、花瓶の水が院内感染の原因になったという事例はこれまでにない。日本感染症学会は「極端に免疫が低下していなければ、花瓶の水や鉢植え植物は感染源とはならない。移植患者や重症のエイズ患者の病棟以外であれば、花の持ち込みの制限は不要」としている。
なるほどー。
朝日新聞の記事が発端になって「お見舞いに生花はよくない」というのが広がっていったというわけですか。

でも産経新聞が書いているように、

そんなに心配しなくても大丈夫です。

朝日の記事は小さなリスクを過剰に気にするあまり、もっと大きなリスクに気付いていないことがうかがえる。花の持ち込みを禁止すれば、花瓶の水の緑膿菌はゼロになるが、緑膿菌はトイレや洗面所にもいる。まさか緑膿菌をゼロにするために、病院からトイレや洗面所をなくしたほうがいいと考える人はいないだろう。

さすが産経。

正論。


とはいえ無知な病院関係者はたくさんいて、変な決まりを作っている病院は多いですので、生花禁止のところに持って行くと注意されてしまうかもしれません。


◆ 禁止の理由②「誰が管理するの?ナースの仕事が増えるのが嫌」

生花の場合、水やりや、枯れた場合花を捨てたりする管理が必要になります。

自分でできる患者や頻回に面会に来る家族なら問題ないかもしれませんが、そうでない場合、誰がその花の管理をするのかという問題があります。

結局、その場合、看護師がすることになるでしょう。

ただでさえ多忙なのに、そんな患者側が勝手に持ってきたモノの管理までこっちがするのかい?!(失礼しました)と思う看護師は大勢いるでしょう。


花瓶とか割れやすいものは落とすと危険なので、極力持ってきてほしくないというのが病院側の本音なのです。

だって、落として割りそうでしょ?花瓶て。


◆ おすすめのお見舞いの花「ソープフラワー」

じゃあ、お花が好きな患者なのに、どうしたらいいの?


おすすめなのは、「ソープフラワー」。


石鹸でできている花です。おうちでも楽しめますが、病院に持って行っても安心です。生花とは違ってメリットがあります。

●石鹸なので枯れない。

●三ヶ月から六ヶ月はもつ。

●ちぎって手浴や足浴時に入浴剤代わりに使える。

●ほんわかした香りで同室患者さんに迷惑がかからない。

●花粉がないので、花粉アレルギーの人にも安心。

●まるで本物の花のよう!


病院のお見舞いにはピッタリですね。

これなら誰にも迷惑はかけませんし、メンテナンスフリーで楽です。


デメリットは

●日光に当たるところに置くと硬くなる。

●水に弱い。


ソープフラワーなら患者さんにも看護師さんにも受けがいいと思いますので、おすすめです。

退院しても持って帰ってもらって、おうちで楽しめますしね。


最近のソープフラワーは本物そっくり。とてもキレイです♪

お見舞い用のおすすめソープフラワーをご紹介。

⇩ボックス入りなのでホコリとか気にならなくてグッド。


⇩こちらはケーキの形をしたソープフラワー。かわいいやん(*'ω'*)



⇩メッセージカードも付いているので、お見舞いに一言添えると喜ばれます。



⇩これは安い。1,980円。お見舞い以外にも出産祝いや合格祝いなどにも使えます。
病院によっては生花OKなところもあります。
お見舞いで来られる方のやさしい気持ち、大切にしたいですね。
それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。
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