病棟にはいろんな患者さんがいるのは、今までの記事でもご紹介をしてきました。
今回は、患者が別の患者に対して、嫌い、怒鳴るということがあったという内容です。
ちょっと、ちょっち、勘弁してくださいよー、という感じですが、
病棟は毎日ドタバタ劇。ほんと、いろんなことが起こります。
◆ 「お前が病気だなんて嘘だろ!」
なんか言っていることがめちゃくちゃですが、実際ありました。
「お前が病気だなんて嘘だろ」って、いや、ホントに病気に決まっているじゃない、とツッコみたくなりますよね。
なんでこんなことを言ったのかというと、Aさんという患者がいて、AさんはBさんという別の患者が嫌いなんです。相性が合わないんです。
Aさんは、ガツガツ系で言いたいことをズバズバ言うタイプ。Bさんは大人しくてあまり言い返さないタイプ。
もうわかりますよね。ガツガツと言いたいことを言うAさんが、Bさんを攻撃したのです。
理由は、「Bさんがしょっちゅうトイレに行くから。それが目障り。イライラする」
というものです。
もうね、AさんからBさんは、こうした悪口を言われてへこんだんです。
そりゃあへこみますよね。
中学生のいじめと一緒です。因縁をつけられた格好です。
「お前が病気だなんて嘘だ!」なんて、まったく意味の分からない失礼極まりない言葉です。
理由が「トイレに頻回に行くから」って…。意味が分かりません。
◆ 「近寄るな!」「お前アホやろ」患者が患者に対して暴言
Aさんの暴言はますますエスカレートしてきました。
「近寄るな!」「死ね!」「あっちいけ」
Bさんはこんな言葉を浴びせられても、毎日同じ病棟にいます。
これはよくないと、病棟スタッフもトラブル回避に動きました。
いい年をしたAさん、70歳代ですよ。
子どもじゃないんですから、大人げない。
でもいるんですよ。こういう患者さん。
自分にとって気に食わない患者に攻撃を加えたり、「排除しようとする」人が。
◆ 誰でも周りに迷惑をかけて生きている。だから他人の迷惑に寛容になろう。
これ、社会的に許されないことや、犯罪のことを寛容になろうという意味ではありません。
人は誰でも他人に頼っているんです。
全部自分でできないでしょ。誰かがご飯を作ってくれて、電気を通してくれて、毎日インフラを整えてくれて、診察してくれて、リハビリを指導してくれて、落ちているゴミを誰かが拾ってくれて……。
誰かが、あなたを快適に暮らせられるように、動いてくれているんですよね。
しかもBさんも病気です。
ここは病院。Aさんだけのお城ではないんです。
やはり、人間いくつになっても周りに「感謝」しないといけないと思うのです。
自分の思い通りにならないからといって、相手を排除しようとすることは後で自分に降りかかってくるんです。
ま、なかなか病棟ってトラブルがいっぱいあって大変ですが、なんとか入院患者さんができるだけ快適に、そして療養やリハビリに専念できるように日々がんばっています。
ほんとは、AさんBさんの関係やトラブルについてもっと深く書きたいところですが、プライバシーに引っかかりそうですので、このへんで。
とにかく患者どおしでケンカや好き嫌いがあって、それに振り回されることがあるのです。
それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。
いる。うちの亡父がそうでした。
リハビリ病棟で麻痺だけの警察官が、字が読めない障害?で歩きはばっちりのかなりの役職の人がカーテンしめて泣いていたのを、そのひとがいないときにバカにしていたのはありましたが、裏でこっそりでした。整形外科とかで、大きなOPのとき、当時自家輸血はあまりやられておらず、2週間くらい早く入院して、暇な日は外出届だしてあそんでいたら、にいちゃんどこがわるいのといわれたことは何度かあります。よーく見れば脚長差5センチ以上、ひざの屈曲10-20度しかまがらないんですが、、、、当時すでに輸血でnonAnonB肝炎に感染し典型的なふるまい。まだ当時瀉血でトラアミが下がるなんて???な時代。C型肝炎キットもないし安静が重要といわれてた時代。自家輸血でトラアミがさがり、安静は重要なんだなんておもっちゃいました。いつかは死んでしまうなんておもっていました。ARがあるせいで進行が速く、いまやチャイルドBですが、なんの因果か、ありえないからだで再AVRまで受けて、生かされています。