これ、私が病棟でいつも持ち歩いている超おすすめ本

『看護・リハビリに活かす「脳神経ケアと早期離床」』

というちょっと長い名前の本です。


しーかーも、そうとう使いこんでボロボロです(笑)


看護師さんって、いつもバタバタと動いているので、なかなか落ち着いて本を読むことができなんですよね。

病棟には、お薬の辞典、看護技術の本、各専門医学の本、などたくさん本が置いてあって、もしど忘れしたり、念のため確認をしたいときは、ナースステーションで読んだりします。

読むといっても、忙しいので、確認したいところだけをパッと見るような感じです。

一応看護師という専門職なので知っていることがほとんどですが、やはり「あれ、これでよかったかな?」ということがあります。

そうした時に、パッと見れるものがあれば、非常に便利ですよね。


そこで、これ!

「脳神経ケアと早期離床」

ではどういう特徴があるのでしょうか? 






◆ 本というわりに、コンパクトでポケットに入る大きさ。

これがウレシイ。

いつでも形見離さず持っていれる安心感。

忙しい看護師さんには、見たいときにパッと見れるのがいいんです。

そういうのが、欲しいものです。

ナースステーションのお局の前で、本を見て調べていたら変な嫌味を言われたなんてことがあるかもしれませんから、できればお局のいない病室や倉庫などでパッと見れたら心強いと思いませんか?


まあ、分からないことを分かろうと調べているんだらか、何も後ろめたいことはありません。堂々と見て確認したらいいと思いますが、世の中にはいやらしいお局がいますからねぇ…。


そんな息苦しい職場でなくても、ポケットに入れてパッと見れるのはいいですね!


◆ 脳神経外科、および回復期リハビリテーションに必要な事項満載。

脳外科領域って、すごく奥深くて膨大な量の知識が必要です。

どれも大事で、見逃すわけにはいかない項目ばかり。


ところが、この本は大事なところを絶妙にチョイスしてあるから、ニクイ!


↑写真はカラーで見やすいのが◎


たとえば、

小脳の病変部位と症状では、図解でパッと見て分かります。文を読まなくても一瞬で分かります。

評価の仕方は、カラー写真付きで分かりやすい。

病棟で使う検査や評価方法がすべて入っています。

これら、すべてカラー写真ですよ。

フィジカルアセスメントって看護師は必ず身に付けていないといけなくて、これを知らないと患者さんの状態が正しく観察できないんです。


あと主な疾患と離床時の留意点も、早期離床を目指す現場では重宝する項目です。

いまは術後早期離床がすすめられていますから、急性期では早くベッドから離すんです。


回復期リハビリテーション病棟も一緒です。

一日中ベッドに寝ていたら、何しにリハビリ病棟に来たのか分からなくなりますから、できるだけ起きれるように援助します。


片麻痺患者の離床・ADL介助では、「脱臼防止」についてや、移乗動作についてなど、臨床で必ず出会う場面についての解説があります。

これもすべてカラー写真です。


どうです?

カラー写真豊富で、時間のない看護師さんがパッと見て分かるように作られているのが、親切ですよね。


◆ ポケットに入れているとすぐにボロボロになりやすい。


↑ 装具の種類と特徴。重症、軽症でどう使い分けるかも分かる。



これは私がよく使っているのと、扱いが雑だからと思いますが、けっこうボロになりやすい。

実はわたしは、これを購入するのが二回目なんです。

最初の本は、毎日使っているうちに表紙や端っこがボロボロになってしまい、新たにもう一冊購入しました。


だって、ないとやっぱり不安で困りますから。

それくらい頼りになる相棒です。


↑現在の私のもの。これもすでにボロボロ。使う写真がこれですみません。

だって、よく使っているんだもん。


◆ 携帯できる安心感が欲しい方、パッと見て理解したい方におすすめ!

脳神経外科、脳神経内科、そして回復期リハビリテーションで使う医療知識、技術、お薬、検査がこの一冊で持ち運べます。





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