5c0f38f423bb1861d00f58840e023aad_s (1).jpg


さて、ぼちぼち新人ナースが初夜勤に入る頃です。

病院によって時期は違いますが、だいたい6月から7月頃に初夜勤に入るのではないでしょうか。

早い病院だと5月に初夜勤ていうところもあります。

もちろん、まだまだ新人でありますから、完璧とまではいきませんが、先輩のフォローを受けながら頑張っています。

新社会人として新看護師として、患者さんの命を守る使命を背負いながら、2交代なら約17時間の長い夜勤をこなします。

こうした新人ナースの初夜勤はどういうものなのでしょうか?




◆ 不安いっぱい。ドキドキの初夜勤。



そこそこの中堅になっても夜勤はある種の緊張があるものです。

それは夜勤はスタッフ数が極端に少なくなるのと、夜間特有の症状が出る患者さんがいるからです。


同じ病棟にもかかわらず、夜は病棟の雰囲気がガラッと変わります。

業務内容も日勤と変わります。


「夜勤、めっちゃ不安です。できるかな?」

新人さんからこんな声をよく聞きます。


覚えることがまだまだいっぱいあり、新人さんは大変ですが、みんなできてくるのでそんなに心配いりません。

まずは業務をしっかり覚えるように。


◆ 大事なことは、自分がしっかり観察すること動くこと。

2030c5007b4058c58d7961588ecfcbaf_s (1).jpg


新人ナースはこれまで日勤中心で仕事をしてきました。

看護師は「観察で始まり、観察で終わる」」と言われているように、夜勤であろうと観察命です。


患者さんをしっかり観察すること。それができればしめたものです。


認知症の患者さんがベッドから出てくるかも知れません。

高次脳機能障害の患者さんが点滴を引っこ抜いているかもしれません。


夜間は人手が少ない分、転倒等の危険リスクが高まります。


しっかり観察しましょう。


また、夜勤はスタッフ数が少ない分、お互い助け合いです。

困ったことはお互い様です。他チームだからとか、先輩が対応しているからとか、関係なく、自分から動いて他の仲間を助けましょう。

ナースコールやセンサーの音にも、昼間以上に敏感に反応しましょう。

「ガチャン!」「ガタ、ガタ」

という物音にも敏感に反応しましょう。

何は分からないなら患者さんのところに実際に見に行きましょう。

不安ならまず患者さんのところに実際に行って、見る。

これくらレスポンスよく動きましょう。


◆ 一番の心配事は急変。

6ae6e756b45af302b8720150e787795c_s (1).jpg


もし急変した患者さんを発見したら。

①その場ですぐにナースコール。患者から離れるな。

②先輩が到着するまでに、脈や反応を調べる。脈がなければすぐに心臓マッサージ。

もし脈があるのかないのか判断が難しい場合は、すぐに心臓マッサージ。

あとは先輩ナースが主導してくれます。当直医に連絡もすぐにします。


つまり急変があれば人を集めるのです。


新人さんはとにかく急変は避けたいと考えるものです。わかりますよー。

でもこればかりはいつ起こるか分かりません。

そして急変事態は待ってくれません。急いで対応しないと命が危ないからです。


新人さんができることは限られています。まだ急変にテキパキと動ける経験がない。でも大丈夫。先輩も新人のころは動けなかったはずです。あなたもきっと急変対応がテキパキとできるようになります。


あと先輩ナースに言いたいことは、新人ができていないことばかりを指摘するのではなく、褒めることもしてほしいのです。

できていないことを指摘したら、褒めることもする。

初めの頃の夜勤って、あなたも不安いっぱいだったでしょ?

17時間以上働くのって、しかも世のみんなが寝ている時間に働くのって、とても大変でしょ?

だから先輩は夜勤の厳しさと同時に、労いも忘れないで欲しいと思います。

お互いさまですから。





それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。

<スポンサードリンク>




カテゴリ

タグ