もし、家族が亡くなりその後のお葬式をするとなると、テキパキと動けるでしょうか?
私はムリです。どう動けばいいやら。
多くの人にとって、お葬式は不慣れなものでしょう。
式の流れは葬儀屋さんが説明をしてくれますし、式のパック料金によっては司会者が進行役をやってくれます。
特にお金に関することは分からないことだらけです。
そもそもお坊さんにいくら渡せばいいのか?
通夜をするならいくら渡すのか?
初七日の料金は?
戒名代はいくらか?
お墓の石に故人の名前を彫る金額は?
などなど・・・・
これ以外にもいろいろとお金がかかりますし、どのパターンにするか決めないといけないことがたくさんあります。
なぜ今回このようなお話をするのかと言いますと、実は今現在、私の父がかなり状態が悪いのです。
で、家族が集まり「もしもの時、どうする?」と相談している最中で、葬儀屋さんをどこにするのかとかいろいろ考えています。今どき葬儀屋さんはパック料金になっており、こういう内容なら〇〇万円というように決まっています(少なくとも私の調べた葬儀屋さんはそうでした)。
なので、葬儀屋さんについてはまあまあ分かります。
一番分からないのが、お坊さんにいくら包んだらいいのか?ということです。
ところで葬儀屋さんで「コミコミ価格」と謳っていたのに、後からいろいろ追加料金を払わされたとして、景品表示法違反で消費者庁から再発防止の措置命令がだされた会社があります。
この会社、実はウチの家族が「もしもの時はここにしよう」と考えていた会社でした!
「ん?・・・・えっ!ここ、資料を申し込んだところじゃあ・・・」
そうでした。ニュースを見て、まさかと思いましたが、ニュースに出ていた会社でした。
あまりにもタイムリーなので、びっくりしました。
◆ 「株式会社 よりそう」景品表示法違反で措置命令。
お葬式って分からない事だらけじゃないですか。
いくら掛かるのか?
何が必要か?
時間が無いなかで色々決めないといけない。
葬儀屋さんに頼ることになりますが、ここの葬儀屋は「コミコミ詐欺」でした。
「お葬式から火葬まで…」コミコミ料金は嘘 https://t.co/9Hf6ZiDrv2
? ピストン (@nursepiston) 2019年6月14日
この「株式会社 よりそう」。Google検索をするとよく出てきます。単に「お葬式」で検索してもページの上の方に広告で出てきます。その筋ではけっこう有名な会社なのかな?
で、私もこの広告を見て資料請求をしました。
我が家に届いた「よりそう」の資料です。
けっこうしっかりとした紙で作られたパンフレットです。まったく安っぽい感じはしません。
内容も見やすくて、ページのボリュームもあります。
ほら、ここです!↑↑
この「コミコミ価格」。これに追加料金がかかったということで、今回消費者庁から措置命令が出ました。
何度も言いますが、お葬式は多くの人にとって不慣れなものです。
分からないことだらけなので、「これもかかりますよ」と言われたら「あ、そうですか」となるのでしょう。
自分の頭のなかに基準となるデータベースがありませんから、一般的にこの値段がどうかという基準が持っていない。なので「〇〇円です」と言われると、すぐに比べられるものを持ち合わせていないし、お葬式ってすぐに決断しないと進みませんからじっくり考える暇もない。と考えると、中には「はい、はい」と追加料金を払ってしまう家族もいるのでしょうね。
◆ 慌てないために、今からできること。
お葬式のことを事前にいろいろ決めておくことは、なかなかできる事ではないかもしれません。
たとえ話しをしても、真剣に話しをしなかったり、何となくで終わってしまったり。
でも、何となくでもいいので、ある程度は話しておくと、残された家族は動きやすいのは確かです。
①葬儀屋をどこにするか決めておく。
②お葬式の費用を概算でいいので、用意しておく。
③想定外のお金がかかることを覚悟しておく。
まあ、諸意見があるでしょうが、ざっくりとこれくらいは事前に話しておくと、まったく話しをしていないよりかはマシかなあと思います。
「①葬儀屋をどこにするか決めておく」は、もし病院や施設等で亡くなったら葬儀屋がそこまでご遺体を引き取りいてくれます。その時に葬儀屋が決まっていないと、おそらく病院にある葬儀屋のチラシから依頼することになるかもしれません。その病院でどこにするか決まっていない用にチラシなどがあったりします。
それでもいいのですが、それだとまったく何も決まっていないしその葬儀プランが知らないままその葬儀屋に決まりますから、値段が想定しにくいということがあります。
しかも亡くなってから慌てて葬儀屋を探すのも大変ですしね。
生前にこんなことを家族と話しておくのは、人によってはちょっとキツイかもしれません。
しかし、いつかやってきます。間違いなく。
病院や施設でお亡くなりになるその現場にいて、家族さんとお話をする立場の私からのアドバイスでした。
それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。
<スポンサードリンク>