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今までも何度かニュースになったことがある、「無資格で看護師を名乗り、働き、そしてバレる」という話題。

今回は54歳の男性です。

何度も繰り返されるこうした「無免許」ニュース。

無資格なのにリスクを負ってまで名乗ろうとする容疑者心理を探ってみます。

また、こうした「無資格者」を見破る方法を考えてみます。





◆ 結構な常習者だったようで、もはや感覚がマヒしてた?

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いつ頃から「ニセ看護師」として振る舞っていたのかは不明ですが、

近所の人の話しによると、普段から看護師?らしい言動をしていたとのことです。

記事によると、

「事故を聞きつければ救急箱を持って走って行ったり」、「緊急に夜、救急車を呼ぶようなことがあったら診るから」などを近所の人から証言があるようです。


でもこれって、私は看護師、しかも救急も急性期も経験ある看護師ですが、ありえないです。


事故を聞きつけたからって、「救急箱を持って走っていく」って。。。

もうね、かっこわらいです=(笑)

そんなんじゃあ、何もできませんから。助けに駆け付けるというのはいいと思いますが。


また、「緊急に夜、救急車を呼ぶようなことがあったら診るから」も、かっこわらいです=(笑)。

危ないから、一刻も早く病院へ行かなくてはいけないから救急車を呼ぶのに、「行くからちょっと待て」ってどういうこと?

しかも救急車を呼ぶようなことがあったら、たとえ正規の看護師でもできることは限られていますから。

だからこそ救急車を呼ぶんです。


おそらく、それっぽい行動と言葉を振りまくことで、周りの人々を看護師だと信じ込ませたかったのでしょうね。

◆ 看護師が就職するとき、看護師免許の提出を求められる。

看護師が就職するときは、勤務先から免許の提出を求められます。

これは当然ですね。

この男はどこからか入手した別人の看護師免許のコピーを、自分のもののように加工して提出していました。


ところで、勤務先に提出する免許は、コピーでいいの?原本なの?


これは多くの事業所は免許の「原本」を提出させています。

ですが、事業所によってはコピーで可というところもあります。


そりゃそうですよね。こんな事件は昔からありますから。


で、その看護師免許ですが、原本は非常に立派です。

なんかこう、免許!と言う感じ。

「お主に看護師としての名乗りと業務を行うことを許して遣わす。」

と言うような時代劇の御代官様から頂くような感じ・・・(どんな感じやねん)


いづれにしても、立派な紙で書いてあります。


こう考えると、原本の偽造は非常に難しいと考えられ、雇う時は原本の提出をさせたほうが間違いありません。


◆ 「もしかして無資格者?」こういう人は疑われる・・かもね。

今回の件では、「医療知識が乏しかった」ことが疑惑の決め手となったそうです。

これはよく分かります。

ちゃんと分かっている人かどうかは、言葉や行動をみていると分かります。

しかもその業界では常識となっていることが言えなかったり、明らかに基礎が出来ていなかったりすると、当然怪しまれるでしょう。

たとえば血糖値の正常値、血圧の正常値、など。数字もきちんと知っておく必要があります。

軟膏にしてもめちゃくちゃ種類があります。こういう時には、この軟膏というようにある程度用途が決まっている。

こうしたことが分かっていたのかいなかったのか、詳細は記事に書いていないので分かりませんが、医療知識不足を指摘されているということから、なんだか怪しいですね。


看護師は観察のプロとも言えます。

「あれ?この人大丈夫なん?ほんとに看護師・・・?」

と勘図かれたら、もうロックオンです。


看護師は時給がいいからというのが動機のようですが、それにしても簡単にバレるだろうに。

バレなければいいということではありませんが、分かりやすーーーーい嘘は、当然バレるのでした。



それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。

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