こんにちは、ピストンです。
病院勤務をしている看護師は、ずっとその病院の中で働いていると思ったら、そうではありません。
たまに医療従事者が花火大会やマラソン大会など大きなイベントに救護班としていくことがあります。
僕も何度かそういう救護班として、地域のイベントに参加したことがあります。
そこで起きた事例です。
● 花火大会で食物アレルギーの子どもが、食べてはいけないアレルギー物を食べてしまった
「はあー、きれいだなあ」と救護班として現場に来ていた僕は、次の瞬間一気に緊張が走った。
救護班のところに、父親が走ってきた。
「うちの子、アレルギーがあって、牛乳なんですが、それが入ったものを食べてしまったんです」
「子どもはあっちにいます。ちょっと来てください」
食物アレルギーのある子どもが、うっかり牛乳入りのたこ焼きを食べてしまったというのです。
たこ焼きの生地に牛乳が混じっていると屋台の人に聞いたが、時すでに遅し、子どもが数口食べてしまったそう。
父親と一緒に僕は子どものところに駆け寄った。
子どもと母親と兄弟、それと会場の係員もいる。
子どもは小学3年生の女の子。
ベンチに座っている。
とりあえず吐き気、蕁麻疹、発赤、血圧低下、冷や汗、などの症状の有無を確認。
特に何の症状もない。
もう少し事情を聴いたあと、何かあればかかりつけ医に連絡するように言って僕は引き返しました。
食べる前に親がもしかしてと思って屋台の人に素材を聞いたが、間に合わなかったそう。たこ焼きは1個の約半分食べてしまったということで、食べた量は少しだけだった。
いつもは細心の注意を払っているのだが、今回は食べてしまったとのこと。
食べてから約30分程度過ぎても、体調に変化が現れなかったために僕はその場を後にしました。
アレルギー症状として蕁麻疹が出ると、親は教えてくれました。結構ひどい蕁麻疹が出るんだそう。
それで親は慌てて救護班に来たというわけです。
食物アレルギー 東京都福祉保健局
そのあと1時間後に花火大会が終わった時、先ほどの親子が救護班の前を通って、
「先ほどはありがとうございました。無事です」
女の子は笑顔で手を振って帰っていきました。
● 食物アレルギーがある場合、どのような対策を講じているのか
重篤な食物アレルギーのある人にとって、レストランなどで外食することは命の危険を伴うこともあります。
外食時の安全対策は数多くあります。
では、アレルギーのある本人、もしくは親はどのような対策を講じているのでしょうか?
米国アレルギー・喘息・免疫学会(ACAAI 2018、11月15~19日、米シアトル)で発表がありました。
今回の研究では、計39人のアレルギーがある人またはその親を対象に、外食の際に事前に講じる25種類の対策の有無について尋ねた。このうち19人には外食中にアレルギー反応を起こした経験があった。
調査の結果、外食中にアレルギー反応を起こした経験がない人は平均15種類の対策を講じていたのに対し、アレルギー反応の経験がある人は平均6種類にとどまっていたことが分かった。また、アレルギー反応を経験した後には講じる対策の数も増えることが明らかになった。
非営利団体のFARE(Food Allergy and Research Education)の調査によると、米国では1500万人が食物アレルギーを抱えているとされる。アレルギー反応を引き起こす食品にはこれまで170種類が報告されているが、米国では特に牛乳、卵、ピーナツ、ナッツ類、小麦、大豆、魚、貝の8種類によるアレルギー反応の頻度が高く、最近ではごまアレルギーも増えているという。
今回の研究では、それぞれの対策の有効性は評価していないが、対策がどの程度の頻度で講じられているのかが明らかになった。
今回の研究では、計39人のアレルギーがある人またはその親を対象に、外食の際に事前に講じる25種類の対策の有無について尋ねた。このうち19人には外食中にアレルギー反応を起こした経験があった。
調査の結果、外食中にアレルギー反応を起こした経験がない人は平均15種類の対策を講じていたのに対し、アレルギー反応の経験がある人は平均6種類にとどまっていたことが分かった。また、アレルギー反応を経験した後には講じる対策の数も増えることが明らかになった。
非営利団体のFARE(Food Allergy and Research Education)の調査によると、米国では1500万人が食物アレルギーを抱えているとされる。アレルギー反応を引き起こす食品にはこれまで170種類が報告されているが、米国では特に牛乳、卵、ピーナツ、ナッツ類、小麦、大豆、魚、貝の8種類によるアレルギー反応の頻度が高く、最近ではごまアレルギーも増えているという。
今回の研究では、それぞれの対策の有効性は評価していないが、対策がどの程度の頻度で講じられているのかが明らかになった。
最も頻度が高い5つの対策には、
⑴「入店時に飲食店のスタッフに説明する(80%)」
⑵「シンプルな材料の料理を注文する(77%)」
同「食べる前に二重チェックする(77%)」
⑶「アレルゲンの混入リスクが高い店は避ける(74%)」
⑷「レストランのウェブサイトで原材料を確認する(72%)」
が挙げられていた。
一方、
一方、
「食物アレルギー用のメニューを注文する(23%)」
「食物アレルギーカードを活用する(26%)」
「レストランで食事をしない(39%)」
「チェーン店を選ぶ(41%)」
「混雑時を避けてレストランに行く(44%)」
などの対策を講じる人は少なかった。
記事:ケアネット
対策を講じている人は事前にお店の情報収集をしていることが多い。
この対策は多いほど安全だという。
今回のように花火大会の屋台のような場合は事前の情報収集は難しいので、お店の人に確認をするしかない。
もしくは確実に大丈夫な物しか頼まないようにする。
多少不便かもしれませんが、大事にならないように普段から心掛けるしかありません。
慣れてしまえば、上記のような対策を講じるのもごく短時間でできるようになるとのことです。
今回の女の子は症状が出なくて本当に良かったと思います。
せっかくの楽しい花火大会が病院行きになっては悲しいですからね。
それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。
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