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2018年12月2日、京都で「第14回 認知症ケア専門士認定試験」の二次試験を
受験してきました。
 

◆ 認知症ケア専門士って?

一般社団法人 日本認知症ケア学会が主催する認定資格制度です。
日本認知症ケア学会のホームページから抜粋します。
『認知症ケアに対する優れた学識と高度の技能,
および倫理観を備えた専門技術士を養成し,
わが国における認知症ケア技術の向上ならびに
保健・福祉に貢献することを目的とした制度』
試験は毎年7月頃に一次試験(筆記)、一次試験が合格すると
論述問題(事例)が学会から送られてくるので、それを記述返答
して提出、12月頃に二次試験(面接・グループディスカッション)
という流れになっています。
結構、長丁場な試験です。
合格したあとも、5年毎の更新があります。
資格の質を落とさないようになっています。
◆ 受験のきっかけ

僕の亡くなった祖母も認知症でした。
まだ僕が高校生の時でした。
その頃から祖母の認知症が悪化してきて、昼夜逆転をしていました。
時間、日にちが分からなくなって夜中家の中をウロウロと歩き
回り、両親の部屋や僕の部屋などに入ってきました。
外に出ると迷子になってしまうほどでした。
幻覚や妄想があり、あることないことを言っていて、そのことが原因で
親戚とトラブルになりました。
当時は認知症のことを詳しく知らず、「ボケ」が進んだと家族は思
っていました。
祖母にキツイ言葉を掛けたり、疎ましく思ったり。
 
トラブルの原因になったので、正直毛嫌いをしていました。
後で振り返れば認知症だったんだと思います。ちゃんと診断を受けた
わけではありませんが、今はそう確信しています。
認知症のことは薄い知識しかなく、どう対応したらいいのか、どこに
相談したらいいのか、今後予想されることにどう行動したらいいのか、
まったく知りませんでした。
あの時もっと適切な対応をしていたら、大きなトラブルにならずに済ん
だのかもしれません。家族が疲弊しなくても済んだかもしれません。
これからも認知症の患者数は増えることが予想されています。
自分に足りないものを補いたい。
知らないことを知りたい。
同じようなことで困っている人がいるのなら、少しでも助けられる
ようになりたい。
認知症患者も健常者も共に安心して生きていける社会になれば。
今年、僕は認知症ケア専門士の資格を取ろうと受験しました。
◆ 合格発表は来年20191月末

もし落ちてもちゃんとご報告するつもりです(;´Д)
でも大丈夫でしょう!(←強がり)
(追記)
2019年1月、
合格しました!!
うれしいーヽ(^o^)丿
◆ 二次試験(面接・グループディスカッション)の時の服装は?

服装のことは受験票やしおりにも書いていません。
一応面接というからにはスーツ?と思うでしょうが、普段着で大丈夫です。
二次試験受験者のほぼ全員が普段着でした。ジーパンも多数いました。
たまにキッチリとスーツ姿の人もいましたが、まれです。
二次試験は服装を見るのではなくて、適切な発言ができたか、終始無言
でないか、自分だけしゃべりまくって他の人の発言の機会を奪ってい
ないか、を見るそうです。
与えられたテーマについて、的を得た発言を数回すれば安心でしょう。
なんせこの二次試験では滅多に落ちないそうです。
服装はまったく気にしなくていいです。
普段着でオーケーです。
それこそ、TシャツとジーパンでもOKです。
スーツは不要です。(別に着てきても構いません)
服装は普段の服装で大丈夫です。
服装を気にするよりも、常識的なことを短くまとめて話すようにしましょう。
一次試験を含めた全体の合格率は近年は約50%前後。
二次試験は落ち着いて、大きな声ではっきりとしゃべってくださいね。
それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。
初出掲載:2018年12月3日   更新日:2019年12月30日

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