こんにちは、ピストンです。
入院患者さんでうるさい患者さんていますよね。
例えばいびきがうるさいとか、寝言がうるさいとか、叫んでいるとか。
個室の病室ならまだしも、3人部屋や4人部屋といった大部屋ですとクレームにつながります。
出典:PIXTA
でもある程度は仕方がないと思いますよ。
だって赤の他人が一つの部屋で暮らすんですから、しかも年代もバラバラ。疾患もバラバラ。
そりゃあ多少は合わないこともあるでしょう。
我慢しなきゃいけないこともあるでしょう。
そんなのは入院する前から分かっていることなので、神経質な人は最初から個室入院をしていただきたいなと思います。
あとで文句言われても急に変えられないので。
しかも正直に言って面倒な仕事ですから。
今はベッド差額代が出る保険もあるので、昔よりかは個室を選びやすくなっています。
たとえば、ソニー損保とか。
あんまりワーワー言う患者が同室にいると、うるさいって思う気持ちは分かります。
そうすると同部屋の患者さんどおしで雰囲気が悪くなるんですよね。
これは、病院に限らず、老健や特養といった老人施設にも同じことが言えます。
最近の施設の主流は、「ユニットケア」です。
個室の集合体で一つの病棟になっています。
これだと個室なので患者(入居者)さんのプライバシーは守られます。
しかも家族の面会も個室でできるので、会話も気にしなくてすみます。
インフルエンザなどが流行っても、個室なので他患者への感染や迷惑も減ります。
お亡くなりになっても、葬儀屋が来るまでそのまま部屋で家族とともに居られます。
患者さん(入居者さん)の好きな絵を飾ったり、音楽を聴いたり、静かに本を読んだりと他人を気にせずに自由にくつろげます。
このユニットケアのいいところは、このように高齢者といえどもプライバシーを尊重し、良質の睡眠をとることができることです。
不穏を軽減し、ストレスを軽減し、心身を穏やかに保つには、良質の睡眠が大切です。
それゆえユニットケアは本人も家族も、そしてスタッフにもメリットがあります。
もう昔からの4人部屋とかの大部屋は、時代にそぐわないのです。
これからは個室の時代です。
僕たちが高齢になったときは、もっとユニットケアが進んでいることでしょう。
イメージ
施設側もそのことをよく勉強して、大部屋はもう時代錯誤なんだと認識していくべきです。
僕の知っている老健施設では、個室しかありません。複数人部屋はゼロ。
すべて個室です。120床すべて。
そういう時代になったのです。
それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。
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