こんにちは、ピストンです。
今日のお話は、ある新人看護師さんが言った言葉についてです。
「此処って何のために仕事しているのか分からないじゃないですか?技術も身についてないし。役に立っている感じもしないし。このまま此処にいてもいいのかな?って思うんですよね」
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ほう、なるほど。
こういった言葉は今までも聞いたことがあります。
急性期病院に居たこ頃はこのような「何のために仕事をしているんだろう?」的なことで悩んでいた新人さんは少なかったような気がします。
どちらかといえば「仕事がきつい」、「人間関係が悪い」、「急性期が疲れた」などの理由で辞めたいと考える人が多かったです。
急性期はやらなきゃいけないことは明確ですから、自分の看護師としての役割で悩むことは少ないのかもしれません。
こういう時に僕が言うのは、
「回復期であろうが、急性期であろうが、患者の麻痺をきちんとみれるようにならないといけない。回復期の次は自宅なんだ。患者によっては施設に行くこともあるけど、基本的には僕たちの後は家に帰る。継続看護ということもあるが、ここ(病院)みたいに24時間べったり医療職がいる環境はなくなる。だからこそ再発予防が僕らの大きな役割になる。」
「急性期と回復期。つまり舞台が違うだけなんだよ。急性期という舞台か回復期という舞台か。でも演じているのは同じ看護師だろう?同じ役者でも時代劇や劇団やテレビ役者や映画役者や宝塚や歌舞伎やらいろいろある。みんな役者だけど、時代劇の役者が宝塚を演じろと言われたらうまくできないだろ。宝塚の役者が歌舞伎をしろと言われたらできないだろ。つまり同じ役者でも輝ける舞台が違うということ。その役者が力を最大に発揮できる舞台があるんだ。看護師も急性期、回復期、在宅、産科、小児科等、いろいろな舞台があり、それぞれの看護師が輝ける舞台で働いたらいい。僕ら輝ける舞台はここ回復期。回復期ならではの役割がある。患者さんが安心して家に帰れるように、リハビリをすることを支え、この患者さんの今後を想像たくましくして考える。舞台にどっちが上、どっちが下なんてない。役割の違いなだけで同じ舞台なんだよ。」
誰が言ったか分からないですけど、巷では急性期の看護師のほうが偉いみないな風潮がありますが、そんなの関係ねえーということです。
急性期にいた僕がいうから間違いありません。
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その看護師さんが輝ける舞台がある。それが急性期だったり回復期だったりするわけです。
新人看護師さんたちが「私の居場所はこの舞台なんだ」って思えるように、回復期リハビリテーションのやりがいや楽しさ、面白さを伝えいけたらいいなあと思っています。
それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。
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