こんにちは、ピストンです。


回復期リハビリテーション病棟は、基本的にできることは患者さんにやっていただきます。


海外リハビリ.jpg  



ですから、患者さんが行う行動を、あえて手を出さずに「待つ」ことが大切になることがあります。


ものすごく動きが遅い高齢者の患者さんがいると、靴を履くのに5分くらい、下手したら10分くらいかかることがあります。

さすがに忙しいのに超スローなときは、イライラすることがあります。なかなかうまく足先が靴に入らない患者さんもいます。


「待つ」ことで患者さんの自立を支援しているのですが、あまりの遅さにたまらず手を出してさっさと靴を履かせてしまうことがあるんです。


でもね、まだマシですよ。

こういう超スローな患者さんは。

だってまだ自分で身体を動かして履こうとしているんですから。それだけでもよしとしましょう。


問題は、できるくせに自分でやらない患者さんです。


あきらかに身体能力があり、介助などいらないにもかかわらず、すぐナースコールを押してくる。


しかもさっきナースコールで部屋まで行ったにもかかわらず、すぐまたナースコール。


「さっき行ったじゃねーか!しかもそんなことぐらい、自分でできるだろう!何度も何度もちょっとしたことでナースコールを押すんじゃねーよ!」←心の叫びです。


ナースコール.png


ここはリハビリ病棟なんすけど?と聞きたいです。


回復期リハビリテーション病棟の患者さんの中には、このようなできるのに、やらない患者がいます。


まったくお金と時間の無駄です。


やる気のある患者とやる気のない患者とでは、リハビリの成果は大きく違います。


10割全額を自己負担で来ているのなら、まだいいです。


でも7割・9割は保険です。国民みんなから集めたお金です。


そのことをしっかりと理解して頂きたいのです。


我々のお金を使ってリハビリを受けているのですから、もっとまじめに甘えずに、入院生活を送っていただきたいと思っています。


できないことは、当然助けます。危なければ介助します。あなたのリハビリを全面的に応援し介入します。


でも、そうじゃないやる気のない患者さんは来るところではありません。


あなたの医療費には保険が使われているのです。国民のお金が含まれているのです。


できるのにやらないって、どういうことですか?


一生懸命にあなたを援助しているリハビリスタッフや看護師や介護士等に失礼です。

そして、がんばっている他の患者さんに対しても、大変失礼なことだと思います。



それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。


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