自分のことを良いように思わない人がいてもどうってことはない。イエス・キリストでさえ全員に好かれたわけではない。イエスを嫌った人もいた。だったら、もし自分が誰かに嫌われても「そういう人もいるよな」と思えばいいだけ。
— ふるたによしひさ＠看護師×医療Webメディア (@yoshihisanurse) August 12, 2022
職場に「私は上司からひどい言葉を言われている」と悲しんでいる人がいます。
その人が泣きながらあなたに相談してきました。
あなたならどう返しますか。
◆ 相手の言動に傷つきやすい人
泣いているスタッフの話を聞くと、
「上司からひどい言葉を言われた」と言っています。
どういうひどい言葉かというと、
「事前に相談してほしかった」
「それは規則でできないことになっている」
「で、あなたはどうしたいの？」
などなど、こういうことを言われたそうです。
…。
いや、文字ではニュアンスが伝わらないかもしれませんが、
これって、ひどい言葉ですか？
いや、日常的に、会社ではありそうな言葉ではないでしょうか？
これって、そんなに傷つくような言葉ですか…？
すみません。その泣いているスタッフにとってはひどい言葉だったのでしょう。
わかりました。
では、そのスタッフにとってはひどい言葉だったとして、
泣きながら相談してきたそのスタッフに、あなたならどう応えますか。
◆ 他人はコントロールできない
他人は自分のコントロール下ではない。
他人はコントロールできない。
他人は自律した生き物なので、自分がどうこう操ることはできない。
これを自分の頭の中にしっかりと刻むこと。
泣いていたスタッフは、上司から自分が求める言葉がなかったことに傷ついていました。
相手が自分の求める言葉を言ってくれたら、そりゃあ嬉しいでしょう。安心するでしょう。
でも、世の中はそうではありませんよね。
相手が、必ずしも、自分が言って欲しい言葉を言うとは限りませんよね。
で、それでいちいち傷ついていたら大変です。
他人は自分のコントロール下ではない。
他人はコントロールできない。
これはすべての人は「自律」して生きていますから、これをしっかりと認識することが大切です。
◆ 突き放す勇気
相手が自分の求める言葉を言わなかったからといって、傷付く必要はありません。
「あ、そいういうこともあるよね」
と、あっさりした態度でスルーしたらいいだけ。
そこで、「なんであいつはこう言わないんだ！」と腹立てない。
自分の予想が外れただけ。
そこに感情を加えるからややこしくなります。
泣いていたスタッフは、いつも「相手に過度の期待」をしています。
自分に優しい言葉をかけてくれて当然だ。
上司なんだから部下の自分にもっと優しく気づかってくれて当然だ。
そんな言葉は上司が言う言葉できない。
など、自分があらかじめ予想した言動を、上司が実行してくれることを期待して対話しています。
そんな予想は外れます。
で、いつも傷ついています。
相手はコントロールできない、
それで相手を嫌いになる必要はない、ということを理解してもらえるように関わっていきます。
それでは最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
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