若い患者がある日ある時から、人生がまるっきり変わってしまうのを見てきた。先日まで歩いて話していたのに、今は目しか動かない。医療の現場にいると、厳しい現実に触れる。だから、若かろうが老いていようが、今日という日を懸命に生きるのだ。今の日常こそ、はかなく、愛おしいからね。
— ふるたによしひさ@教育系看護師YouTuber&ブロガー&ライバー (@yoshihisanurse) May 2, 2021
病院で勤務していると、入院患者の急変に遭遇します。
これは急性期、回復期、療養型病院、高齢者施設、どこでも起こります。
最近でとくに印象に残った出来事は、まだ30代の若い男性患者が夜間に急変を起こして、人生がガラッと変わってしまったケースです。
◆ ある日突然、日常がガラッと変わることがある
その30代の男性患者さん(Aさん)は、あと数日で自宅退院する予定でした。
しかし、あと数日で退院というある日の夜、二度目の脳出血を起こしたのです。
それまで彼は麻痺は残っていたものの、日常生活はすべて自立できるレベルまで回復しました。
懸命のリハビリテーションで、そこまで回復していたのです。
しかし、運命は残酷です。
退院目前にして、二度目の脳出血。
彼は眼球と首を少し動かせるだけの体になりました。
手足はまったく動きません。四肢麻痺です。
言葉は発しません。顔は喜怒哀楽がなく目をあけているだけ。
自宅退院を目前にして、病棟でリハビリと趣味を兼ねておこなっていた「ガンダムのプラモデル」の組み立てをしていた彼の姿が思い出され、胸が痛みます。
◆ 今ある日常はキセキ
「生きることが好きになる言葉」を投げ合おう。子どもに対してはもちろんのこと、大人も同じく。
— ふるたによしひさ@教育系看護師YouTuber&ブロガー&ライバー (@yoshihisanurse) May 1, 2021
「生きることが嫌になるような言葉」を吐かないことが、どれだけ人を助けるか。己を助けるか。
今の日常生活が送れているのは当たり前と思うでしょう。
ボクも普段はそう思うのですが、実はこの当たり前は突然変わることがあります。
予測は困難です。
もう戻れないことがあります。
看護師として救命救急を数えきれないほど経験してきましたが、気持ちはいつも複雑です。
不安で不安でどうしようもない家族の顔。
反応のない本人。
ついさっきまでとは様子がガラッと変わっています。
時に運命は残酷です。
そしていつも思うのは、
「この瞬間を精一杯生きるのだ」「自分は今やりたいことをやっているか」
ということです。
突然の病に倒れた多くの人たちを見てきて、今を懸命に生きようと思いを新たにします。
それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。
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「日常がガラッと変わることがある」ことを忘れずに、
その日その日、出会うことを大切にしていこうと思いました。
ありがとうございます。
本当
運命は残酷だ
と思える事ありますよね
かけがえのないものを
失ったときは
神様を恨んだものです
1日1日大切に生き
徳を積んでいくのが
悲運に抗う術なのかも
一日が終わって床に就くとき、生かされていること、無事に眠れることに感謝。
義父の介護をしていて本当に今自分はやりたい事をやれているか自問自答しています。コロナで全てを制限された今、介護で自分の時間を奪われたと思わずに済むのは幸いです。問題は介護が終わった後の生き方ですよね・・・
今ある日常はキセキ
その通りですね。もっともっと自分の時間を大切にしていきたい。
好きなことを好きにやれる環境に感謝したい(^^)/
心に響く記事でした。ありがとうございます。
みなさん、コメントありがとうございます。
私たちにできることは、「今」を精一杯生きることだと思います。