誰だって気持ちのいい療養生活を送りたいはずです。
精神的な安定につながります。
それが健康にもいいですよね。
でも残念なことに患者側と病棟スタッフ側といい関係にならないことがあります。
きっと両者とも心の底では仲良くしたいと思っているんでしょうけど。
そこで患者側と病棟スタッフ側との関係を良い方向へ向かうためのアドバイスです。
◆ 挨拶はちゃんとしましょう
医療者側はもちろんのこと、できれば患者さんもです。
積極的にあいさつをすることは、まったく悪いことではありませんよね。
看護師で患者さんにあいさつをしない人がいますが、やはりあいさつをきちんとしたほうが明らかにいいです。
また、あいさつに少し言葉を付け足してもいいでしょう。
たとえば「今日の体調はいかがですか?」「昨夜はよく眠れましたか?」
などの言葉を添えると、患者さんも自分のことを気にかけてくれているんだなぁと安心感が増します。
◆ 細かな報告をする
これも関係を良好にするためには、とても大切なことです。
まだ結論が出ていなくても、中間報告をすることで相手は安心します。
会社でもそうですよね。
見通しが明確になってくると、人は安心するものです。
検査をするにしても、なぜこの検査が必要なのか、どういう検査なのかを患者さんや家族に伝える。
とくに初めての検査だと不安しかありませんからね。
そして検査結果でとくに問題なかった場合。
医師からとくになにも言われないことがあります。
結果が問題ないとそれを言ってこない医師がたまにいます。
患者・家族としては、大丈夫なら大丈夫と言ってほしいですよね。
その一言が大切です。
もちろん、ちゃんと報告してくれる医師は大勢いますが…。
中間報告に関してもうひとつ。
カンファレンスやICなど、病院側と患者側のコミュニケーションをはかる場をきちんと設けること。
病院によっては、カンファレンスをきちんと開かなかったり、家族が催促しないとやらなかったりします。
そういう病院もあります。
ですが、やはり病院側から定期的にカンファレンスを開催するほうが圧倒的に信頼されやすく、あとあとトラブルが少ないです。
◆ 結局はコミュニケーション不足にならないようにすること
ちょっとしたことをやることで、人間関係を良好にしてくれます。
あいさつなんて、簡単にいくらでもできます。
カンファレンスも別に毎週やるわけではないので、月1回でもできますよね。
よくあるのが、患者・家族から
「知らなかった」「そんなの聞いてない」
と言われることです。
この言葉が出ない病院は、トラブルが少ないはずです。
ちょっとしたことでトラブルは回避できますし、患者さんから信頼されるようになります。
アドラー心理学で有名なアルフレッド・アドラーは
「すべての悩みは対人関係の悩みである」
と言いました。
よくよく考えてみたらそうですね。
でもそれは、密なコミュニケーションで回避可能と考えています。
医療者と患者、どっちが上でどっちが下ということはありません。
お互いいい関係で病気と闘っていきたいですね。
それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。
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