人間ドックを受けるのは5年に1回程度で十分です。

人間ドックは今やさまざまな種類があるのをご存知でしょうか。

婦人科に特化した検診や消化器系に特化した検診など、カテゴリー別に受けられたりもします。

その中で、「脳ドック」に特化してお話をします。

でも脳ドックに限らず一般的な人間ドッグにも通用するお話です。








◆ 人間ドックは日本から始まった。もちろん脳ドッグも日本独自の検診システムです。

会社でも学校でも定期健診がありますよね。

定期健診は、自分の身体の状態をよく知り、脳卒中の危険因子(高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満のいわゆる死の四重奏)を早期に発見し治療するために有効です。

脳卒中予防にも大事なことです。


2006年の医療制度改革における医療計画の見直しにおいて、厚生労働省はガン・脳卒中に対して、これまで以上に検診や予防・医療連携に力を入れる姿勢を示しています。


現在は地域包括ケアシステムと呼ばれる連携システムの構築に力を入れています。


人間ドックは日本で始められた検診システムです。

1954年に国立東京第一病院で始められ、そのあと日本中に広く普及しました。


現在も広く世間に認知されていて、ガンや心疾患などの早期発見、いわゆる二次予防を目指しておこなわれています。



脳ドッグは1992年3月に日本脳ドック学会が発足し、1997年と2003年に実施施設向けにガイドラインを作成、ホームページ上で公開しています。




◆ 脳ドックで病気が見つかる確率は60歳以下で10%以下。60歳以上で20%以上。


脳ドックも日本独自の検診システムです。1988年に初めて札幌の新さっぽろ脳神経外科病院によって始められました。


脳ドックで早期発見され、それがすぐに治療に結び付く病気はには、未破裂動脈瘤、頸部頸動脈狭窄症、主幹動脈狭窄、脳腫瘍などがあります。



人間ドックの目的は、治療可能な病気の発見だけでなく、生活習慣による動脈硬化の危険因子を発見して、脳卒中全般の予防を心掛けてもらうことにあります。


特に脳ドックで一番多く見つかるものは、症状のない小さな脳梗塞です。

これを無症候性ラクナといいます。

これ自体に治療は必要ありませんが、リスク因子を持った人に無症候性ラクナが見つかったときには、その管理を行い、脳卒中の発症を予防することが大切です。


脳ドックによる異常の発見率は、施設や受診者の年齢によりますが、

未破裂脳動脈瘤は2.5%から7%、

無症候性脳梗塞は40歳代で約5%、50歳代で約9%、60歳代で約20%、70歳代で約29%とされています。


脳ドックを受ける対象となる人は、自覚症状がない健康な人で、早くて40歳中頃、通常は50歳になってから、5年に1回程度受ければ十分です。

毎年受ける必要はありません。


もし何か異常がみつかれば追加の検査を半年から1年ごとに、病気によっては数年ごとに再検査を保険診療で受ければいいと考えます。


昔と違って今は人間ドックのコースの種類はとても多くなっており、

「とりあえず全部みてもらおう」

という人よりも、気になるところだけを検査してもらって、

価格も抑えて時間も短時間で終わるコースが人気になっています。


脳ドックは日帰り(3~6万円程度)と1泊(8万~10万円程度)のコースを設けている施設があります。

健康な人こそ受ける検診システムです。

気になる方は一度受けてみてはいかかでしょうか?


最近では、たった1時間で全身のガンを調べられる人間ドックもあるんです。

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やってみたいけど時間がない、という方にはピッタリです。


◆ まとめ

上記にも書きましたように「自覚症状がない健康な人」が人間ドックを受けることです。

新しく病気が発見されるのは10~30%の確率です。

多くの方は病気が発見されませんが、気になる検査数値があったりしたら、今後の生活に注意が必要です。


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実は30,000円以下で受けられる脳ドックを用意している施設も多数あるのです。

気になる方は一度受けてはいかがでしょう。

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それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。