「看護師を辞めたい」、看護師という職業自体を辞めたいということです。

「もう、こんな仕事したくない…」身も心もボロボロになって、病院を去っていった仲間は大勢います。

原因は人それぞれでしょうが、ほとんどがこれです。








◆ 人間関係に問題がある。パワハラ・いじめのリアル。



これが一番リアルです。

私が今まで出会ってきた事例でもっとも多い理由がこれです。

しかもたちの悪いことばかり。

はっきり言って「パワハラ」と「いじめ」です。


悲しいことにナースステーション内にはこうした犯罪があります。

もうね、、犯罪と言ってしまいますよ。

私はそろそろ我慢ができなくなってきて、今までは大人しくしていたチキンでしたが、最近はこうした「パワハラ」や「いじめ」は許しません。


この恐怖の犯罪は、レッテル貼りから始まります。

「あの子に違いない」「どうせあの子でしょ」

いわれのないミスや失敗を背負わされたり、陰でコソコソと噂を立てられたりします。


「またこの子は失敗するに違いない」「失敗すること100%だから、監視を強化しないと」

できない子として烙印を押されると、どれほど居心地が悪いか。

業務中も休憩時間も、なんにも楽しくありません。ハツラツと仕事なんてできません。患者さんの前でも…


心がどんどん壊されていきます。

まだまだ具体的な事例はいっぱいありますが、書ききれないのでまた記事にしたいと思います。


それにしても現場でこういうのを目の当たりにすると、本当に胸糞悪いです。

私は子どもの頃からいじめられっ子でした。かなりつらい思い出があります。

だから今でも弱い立場の人をみると放っておけません。

たとえ対象の子が本当にどんくさい人であっても。


◆ 責任の重さに耐えられない。

私が以前勤めていた脳外科の救急病院の話です。

そこは急変がよく起きる脳外科病棟。

けいれんや心肺停止などの重大なことが立て続けに起こりました。ある新人看護師が対応に苦慮し、のちに自分のスキルが現場に追いつかないことへの不安を理由に辞めていきました。

「もう私には看護師は無理です…」

これが彼女の最後の言葉でした。


私はそんなに彼女の対応が悪かったとは思えませんでしたが、彼女からしたら重責だったのでしょう。


このように命を預かる仕事の責任に耐え切れず去っていく看護師がいます。


◆ 尊い人財が失われる。



他の理由として「看護師をやっていく体力がない」「ほかにやりたいことが見つかった」「看護師資格を活かして医療産業に転職する」というのもあります。


これは異論があるでしょうが、私がいままで見てきた去っていった看護師さんたちは、決して無能であったわけではありません。中には大変優秀な看護師さんもいました。

なので、「これからだ」という若い看護師たちが現場から去っていくのはなんとも寂しい思いがします。

また、先ほど書いたように「パワハラ」や「いじめ」でボロボロになって去っていくのは本当に許せません。


どうしてこんなことがあちこちの病院で起きるのか?

ネットやツイッターで多くの看護師たちが「パワハラ」や「いじめ」について投稿しているのは、本当だと思います。少なくとも私は看護師になってから、こうしたことを実際に体験し見てきました。


看護学校の厳しい教育を受け、国家試験に合格し、晴れて看護師になったのに、こんなことが待っていたなんて。本人もそうですが、ご家族も大変残念で悲しまれたことでしょう。

これまで優秀な若い看護師たちが現場を去っていくのを見てきて、とても残念ですし寂しく思います。

また彼女たちをここまで追い込んだこの業界の闇に腹立たしく思います。

今までこうした看護業界の裏側を発信してきましたが、結構反響がありました。特に私のツイッターでは多くの方が共感をしてくださりました。これからも看護業界、医療業界の問題や情報を発信していきます。やはり多くの方に知っていただきたいと思います。







それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。

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