リハビリはその人に合ったプログラムを作成し実行していきますので、本来一人一人違うものです。

そして、量をこなすことで成果が出やすいので、とにかく繰り返し量をこなすことは大事です。

では質はどうかというと、リハビリ職であるセラピストは患者さんが行っている量を上回る質を追求して指導してくれます。

リハビリは量と質がうまく混ざって相乗効果を発揮するようにもっていくことが大切です。

ではオーダーメイド・リハビリの概念はどういったものでしょうか。








◆ まずは圧倒的な量をこなすことで、基盤の底上げをする。

イチローにしても、羽生結弦選手にしても、プロブロガーのイケダハヤトさんにしても、その道で実績を出している人は他のライバルよりも圧倒的に量をこなしています。

なんでもそうですが、最初は誰でも下手ですし、上手くできません。

うまくなろうと思ったら、他者を圧倒する量をこなすしかありません。

センスの問題があったとしても、圧倒的な量をこなせばそれをカバーできます。




リハビリも圧倒的な量をこなせば、実はほとんど方に成果が出ます。

「そりゃあんだけやれば、成果が出るよ」

と言う方がいて、ほんとにその通りです。

自分ではもう十分な量をしているつもりでも、上には上がいるもので、まだまだ絶対的な量が足りないことが多いのです。




ちょっと厳しいことをいいますが、やはり成果を出そうとしたら、量で補うことが必要です。


あまり自己練習をしないのに成果が出ない出ないと嘆いているのは、当然のこと。

月に1回とか2回しか練習しないで大きな成果を期待していたら、それは無理ということになります。


毎日、コツコツと継続していくと、数年後にはとんでもない高みに到達できるのです。


◆ セラピストとしてはオーダーメイドこそ、真価を発揮できるおすすめプログラムといえる。

そもそもリハビリはその人に合ったプログラムを作成し実行していくものです。

病院でもそうです。

しかし、一旦退院して病院から離れてしまうと、世の中のリハビリは画一的なリハビリがたくさんあって、知らぬ間にそうした画一的なリハビリの中でいることがあります。

退院後通院でリハビリをしている人はまだ少しオリジナリティがあるでしょうが、例えばデイサービスや町のリハビリ教室はほとんどの所が画一的なリハビリで、みんなでやりましょう的なものです。


そうではなくて、本当にその人にとって最善のプログラムを実施できる専門のリハビリ施設でみっちり指導してもらうのがいいと考えます。

保険外の施設ですが、やる価値はあると思います。





最近は保険適用外で、オーダーメイドでプログラムを作成し実施してくれる施設が増えてきました。

最新のリハビリ学からのフィードバックを受けられるのと、病院ではいろいろなしがらみや制約があって、セラピスト自身がやりたいことができないという不満があり、患者さんのリハビリ機会を逃していることが多くあります。

セラピストもそのことを実感していて、病院を飛び出して自由にリハビリができるそうした専門施設への関心が高まっています。




入院期間は限られています。

退院後の生活のほうがはるかに長い。ならば退院後の自主トレーニングの量と質がものをいいます。

以前も言ったように、何年経ってもリハビリの成果は出るのです。


保険適用外のところはやはり金額も張ります。

何十万もすることは普通です。

しかも地方では無いこともあって、通いにくい人もいらっしゃるでしょう。

なので、あんまり強くおすすめをすることはしにくいのですが、オーダーメイドでやってくれるのは魅力的です。


一口にリハビリといっても、患者さんの身体の特徴や性格は千差万別ですから、やはりオーダーメイドのほうが理にかなっています。


私は看護師ですが、セラピストの方の声を代弁しますと、オーダーメイドのリハビリこそ患者とセラピスト双方真価を発揮できるやり方なのです。


◆ すべてはプラスに考える、くらいの前向きさが欲しい。

とはいっても、継続してしんどいことをするのはなかなか難しいものです。

つい怠け心が出現してしまいます。


考え方を、なんでもプラスに考える癖をつけるようにするのが理想です。

リハビリはやってもすぐに成果が実感できないものですから、長い目でみていく必要があります。

上手くいかない時もありますし、上手くできるときもあります。

日によって波があるものです。

そういうもんだと思って、淡々とコツコツと続けていく。




オーダーメイド・リハビリは高価なので、逆に「ちゃんとしないともったいない」と思ってやるかも知れません。


まるで息を吸うように自然とリハビリをやっている、という状態に持っていきたいですね。


それではでは最後まで読んでくださってありがとうございました。