「私の時も我慢したんだからあなたも我慢しろ」という思考が職場にある。看護師なら「新人は泣かされてなんぼ」とか「残業が多くて当然」とか。時には我慢も大事だけれど、私もそうだったからお前もそうしろというのでは、イノベーションが起こらない。年々良くなるようにするべきだろ。変えようよ。
— ふるたによしひさ@看護師×医療Webメディア (@yoshihisanurse) June 12, 2022
「私の若いときはもっと厳しくて我慢したんだから、あなたも我慢しなさい」
こう言われたことはありませんか?
ボクは5000万回ぐらい言われました。
でもこれってどうなの?
◆ 極めて後ろ向きな発想
「私も当時は我慢したんだから、あなたも我慢しろ」
言われたことありますか?
職場とかでよく聞きませんか?
自分がしんどかったのを、相手にも同じ境遇になれ、と言っているのですよね。
「お前も私のように苦しめ」と言っているのです。
あなたと同じように苦しまないといけないんですかね?
こういう発想は、極めて後ろ向きな発想です。
まったく建設的ではありません。
年々良くなっていくのが理想じゃないですか。
苦しんだのなら、来年は苦しまないように改善やイノベーションをするべきでしょう。
◆ イノベーションを起こさない発想
こういう人が上に立っているとイノベーションが起きません。
機械の進化、技術の進歩、新しい発明など、過去を乗り越えるためのイノベーションです。
技術者に聞いてみてください。
人々がしんどくならないように、苦しくならないように、便利になるように、楽になるように日々開発研究をしているのです。
新しい何かを生み出すときは苦しむでしょう。
大きな壁があるときは苦しむでしょう。
でも「私が過去に味わった苦しみを、あなたも味わえ」というのは後ろ向きです。
どうしたらあの苦しみやしんどさが軽減するのか考えよう、という前向きな議論がしたいですね。
◆ イノベーションを起こす人は基本的に我慢しない人
「私も当時は我慢したんだから、あなたも我慢しろ」
というのは、脳の学習シグナルを逆方向に持っていっています。
イノベーション、改善を放棄している考えになってしまいます。
自分が嫌だったんだから、お前もそうしろ、というのは、悪い慣習をそのままにしろということです。
あるいは、悪い慣習をもっと拡大しろ、ということです。
自分の生き方もそうです。
「あ、こういうことなんだから、しゃーない」
という生き方になります。
もちろん一人で何でも変えられるわけじゃありません。
無理なことも大いにあるでしょう。
変えられないこともたくさんあるでしょう。
しかし、イノベーションを起こす人は基本的に我慢しない人です。
今までの嫌なことは我慢しない、変えていく。
これがイノベーションにつながります。
なので、自分の嫌だったことを他人に押し付ける人は、イノベーションから最も遠い所にいると言っていいでしょう。
工夫して変えればいいじゃないですか。
例えば、看護師が薬を扱うときに、多くの看護師がミスするようなやり方なら、ミスを減らす工夫をして変えればいいじゃないですか。
入院のときの入院業務が大変なら、もっと素早くできるように工夫して変えればいいじゃないですか。
でもね、これがなかなか伝わらないんです。
それでは最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
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