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京大のMMT講演会に行ってきました。


◆ 京大大学院藤井聡教授とビル・ミッチェル教授シンポジウム



本日、2024年11月10日、

京都大学大学院藤井聡教授と、

オーストラリア、ニューカッスル大学ビル・ミッシェル教授の

MMT(現代貨幣理論)のシンポジウムに行ってきました。


タイトルは

「現代貨幣理論(MMT)はいかに始まったのか?」

です。


現代貨幣理論(MMT)とは、

現代のお金というものはこういうことですよ、という事実を理論化したものです。

事実です。

今現在おこなわれている貨幣の実態を述べたものです。


MMTは30年ぐらい前から言われています。

ここ数年で生まれたものではありません。

突拍子もなく言われてきたものではないのです。


◆ 誤解される現代貨幣理論(MMT)



実際にやっているので否定はできません。


ところが、

多くの人は、貨幣に関して壮大な勘違いをしています。

たとえば、

①このまま国の赤字が増えたら財政破綻する!

②銀行はみんなから集めた預金からお金を貸し出している

③お金は、紙幣を印刷したらこの世に生まれる

④政府は税金から支出をしている

全部まちがいです。


まちがい、まちがい。

でも多くの人はこのような勘違いをしています。


しかたありません。

教科書が間違っているのですから。

多くの人が勘違いしてもしょうがないですね。


これらを

「いや、実は、今のお金ってこうなっているんですよ」

という事実を述べたのが現代貨幣理論です。

みんなが思っていることは、実は違うんですよと明らかにしたのです。


経済学自体が間違っていたので、

多くの学者たちが反発するのは当然です。

だって、今まで間違ったことを教えていたのですから。

いまさら「間違っていました」なんて言えない。

プライドが許さない。

なので、事実を述べているにもかかわらず、

現代貨幣理論(MMT)は異端の教義といわれるのです。


でも、これは地動説です。

今までの経済学が天動説であり、

MMTこそ事実を述べた地動説なのです。


◆ まずは勘違いを正す



貨幣って何ですか?

お金ってなんだと思いますか?


お金って、貸借関係なんです。

債権債務の記録です。


紙幣に「日本銀行券」って書いてあるでしょう。

あれは日本銀行の借用証書ですね。


銀行からお金を借りるとき、

たとえばボクが銀行から3000万円借りたとしたら

銀行はボクの通帳に「30,000,000」と書くだけです。

書いただけ。

これで3000万円誕生したのです。


これが信用創造。

お金は銀行と貸借関係が成立したら無から生まれます。

どこからも持ってきてないんです。

お金って貸借関係で生まれて成立していて、

借金を返済したらこの世から消えます。

だって貸借関係がなくなったから。


政府が毎年の支出をするのも同じ信用創造です。


あと、

自国通貨建て国債はデフォルト(債務不履行)しない

という事実です。


ほかにもいろいろな勘違いがありますが、

まずは「貨幣ってなんだろう」というところから

勘違いを正すことですね。


◆ 藤井聡教授からサインもらいました



ちなみに、このシンポジウムで

藤井聡教授からサインを頂きました。





報道やSNSなどでMMTを批判している人は

その内容を読むと、

MMTを学んでいないことがわかります。

ろくに読んで勉強していないのに批判しているから、

その批判自体がめちゃくちゃです。


「MMTをやったら大変なことになる!」

「MMTなんか夢物語だ!」

「MMTは日本では無理だ」

いやいや、もう実際にやっていますから。

現代のお金の事実を述べたものがMMTですから。


今まさに、天動説から地動説への転換期ですね。




それでは最後まで読んでくださって、ありがとうございました。



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