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これは実際に言われたことがあります。

そんなことを言われても個人差がありますから。


◆ 「あの人は歩けているのに、なんでウチの親は歩けないんだ」



脳卒中は同じ病気でも個人差が大きくて、

たとえば同じ病名が脳梗塞でも、

麻痺がほぼない人もいれば、重度の麻痺の人もいます。


頭がしっかりしている人もいれば、

高次脳機能障害になって正常な判断ができない人もいます。


それだけではなく、

その人がもともと持っているポテンシャルが違います。

年齢も、損傷の部位も程度も、基礎疾患も、体力も、全然違うんです。


なので、他人は他人、私は私なのです。


他の患者さんは杖歩行できているのに、

ウチの親は車いすに座るのがやっとだ。

こういうことは残念ながらあります。

それはいろんな面で個人差が大きいということです。


◆ 他人と比べ過ぎない



たとえば脳卒中になり片麻痺になった場合、

人によって麻痺の回復ぐあいは違います。


ある程度予測はできるのですが、その予測の終着点は人によって違います。


なので、あまり他人と比べ過ぎて悲観しないことです。

どうしても自分よりよく歩けている人を見て、

「なんで自分はあの人のように歩けないんだ」

と思うかもしれませんが、

すべては個人によって違います。


他の人が良く見えるものですが、

まずは外野に振り回されずに、

自分自身に軸足を置いてリハビリです。




それでは最後まで読んでくださって、ありがとうございました。




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