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現在、多くの訪問介護ステーションでは介護士さんが超不足しています。

募集をかけても来ないのです。


◆ いきすぎた客意識がある



これは「AERA dot.」の記事からです。

訪問介護では、訪問ヘルパーさんが在宅でさまざまな介護支援をおこなっていますが、

なかにはパワハラのような扱いを受けることが増えているのです。

制度導入から23年がたって、いまでは多くの利用者が「保険料を支払って契約し、サービスを利用する」という感覚をもっていると思います。

しかしその感覚がいきすぎて、「客なんだからもっとやってもらっていいはず」「払ったお金分の、あるいはちょっとおまけがつくくらいのサービスをしてもらって元を取らないと損する」という、誤った客意識・権利意識が一部の人に生まれていることも事実です。


訪問先のお宅でこのような扱いを受ける訪問ヘルパーは珍しくありません。

昔の考えの人ほど「こっちは金払っているんだ!」という意識が強くて、

自分のほうが偉いと勘違いするのでしょう。


訪問ヘルパーにとってはたまったもんじゃないです。


あと、時間いっぱいギリギリまで使い倒してやるという利用者さんもいまして、

時間枠のなかでたんまり用事を言いつけて「あれやれ、これやれ」と

元を取ってやるという意識で訪問ヘルパーさんをこき使う人もいます。


◆ 結果として介護難民が生まれる



こうしたことは昔からあります。

今に始まったことではありません。


訪問先でパラハラを受け、

セクハラを受け、

まるで奴隷のようにこき使わされて、

介護保険でやってはいけないことも「やれ」と言われて困り、

訪問ヘルパーは一人で動くので、一人だから逃げ場がないし、

そのうえ低賃金。


そりゃ募集かけても誰も来ないのはわかります。

こんなんじゃあ誰もやりたくないですね。


訪問介護ステーションの倒産が増えているというニュースをみました。

訪問先のお宅からのパワハラやセクハラだけが問題ではありませんが、

こうしたことが、実は頻繁にあるんだということを知ってもらいたいです。


◆ フィールドが自宅か病院かで態度が違う



フィールドが自宅か病院か施設かによって、

人は態度が変わるのです。


病院とか施設だと、フィールドが自宅じゃないからまだおとなしい。

しかし、フィールドが自宅になると「ここは我が城なり」となって、

まるで自分が殿様のように偉くなったと勘違いする訪問先があります。

実際に経験ずみです。


フィールドが自宅だと、どうしても自分の家の独自ルールを押し付けやすいのです。

ボクは訪問も経験していますので、実際にそういうお宅は多いです。


自宅だからこそ、自分の家のルールに従わせたくなるのです。

「ここは俺の家だ。お前は他人だろ。他人が俺の家に入ってきているんだろ」

というスタンスなのです。


「俺の家で俺の介護をするなら、俺の言う通りにやれ」

というお宅が実際にありました。


ヘルパーは一人で訪問しますので、逃げ場がありません。

つらいんですよね。

正直、お手伝いしよう、快適に過ごせるように介護しようという気になれません。

もうこんなお宅には訪問したくないと思います。

支援しようという気になりません。


訪問介護の現場がこんなお宅ばかりではありません。

家族さんがとても協力的でやさしくて、こちらとしても支援しやすいお宅はたくさんあります。

ほとんどお宅はとても協力的でやさしいです。

こちらとしても、「しっかり支援しなければ」という気持ちでしっかりやります。


しかし、一部のお宅に高圧的でクセの強いお宅があります。

訪問仲間はみんな「あそこのお宅は訪問したくない」と言っています。


世の中にはいろんな人がいるもんだなぁと、改めて思います。




それでは最後まで読んでくださって、ありがとうございました。




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