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退院時に書くお手紙(紹介状)は、医師だけでなく、看護師も書きます。

これを「看護サマリー」と言います。


◆ 看護サマリーの書き方



医師が書く紹介状(診療情報提供書)は、次の医療機関の医師への情報提供として書きます。

たとえば、入院後に近所のクリニックに通院する場合、

入院機関の医師からクリニックの医師へ、患者さんの情報を提供してスムーズな連携をします。


看護師もこのような情報提供書を書きます。

看護師の場合、自宅退院する患者さんのケアマネージャー宛てに入院中の出来事や患者さんの現在の状態などを書きます。

転院する場合は、転院先の医療機関の看護師宛てに書きます。


医師の診療情報提供書は治療のことが書いてあるので、

看護師は治療内容のこと以外の、生活のことや排泄、食事、着替え、入浴、夜間の様子などどのような状態かを記載します。

患者さんがどんなリスクがあるのかも記載します。

たとえば「転倒しやすい」「吸引が10回/日ほど必要」とか。


看護サマリーを読めば、患者さんの生活が見えて、どんなことに注意が必要かがわかります。

病棟で24時間患者さんをみてきた看護師だからこそ書ける情報提供書ですね。


で、この看護サマリーの書き方がまた独特なんです。


◆ 普段使わない表現



たとえば、

「独歩でふらつきを認めたため歩行器歩行となる」

「臀部に発赤を認めたため軟膏処置施行中」

「食事摂取量毎食1~3割程度であり血液検査で低栄養を認め点滴加療となり現在ビーフリード1本/日施行」


という感じです。


よく使うのは「~を認める」という表現です。

「ふらつきを認める」

「発赤を認める」

「点滴自抜行為を認める」

まあ、言いたいことは分かりますが、どうもねぇ。


こういう言い方って普段はしませんよね。


しかも、句読点をあまり使わない書き方をするので、一文が長くて読みにくい。


みんな自分で書いてて読みにくいと思わないのかなぁ。

なので、ボクはできるだけ上記のような書き方をしていません(笑)

一人だけ違う書き方ですが、まぁいいかなと思っています。

だって、読みにくいんだもん。

相手のことを思ったら、読みやすい文章のほうがいいもんね。




それでは最後まで読んでくださって、ありがとうございました。




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