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自分らしさって何でしょうか?

大切に保つべきものでしょうか?


◆ 自分らしさにこだわると変化できない



看護師でいいますと、

いつも新人にきつく指導している人がいます。

「新人つぶし」の異名を持つこわい先輩看護師はどこにでもいます。


こうしたきつい看護師は、

「これが私のスタイル。これでいいのだ」

と思っていて、自分のやり方を変えようとしません。


この指導の仕方が自分らしさであり、

自分らしさを貫いているにすぎないと思っています。


きつく指導しているかもしれないが、

これこそ新人のためなのだ、と。


自分らしさにこだわると、自分が変化できなくなります。


この怖い先輩看護師は、自分らしさを持っているがゆえに変化できなくなっているのです。


◆ 変われないおやじたち



これは看護師の例でしたが、

他にもよくあるのが、おやじです。


多くの中高年のおやじたちを見てきた経験からいいますと、

自分で自分のことができないおやじたちが本当に哀れです。


病院に入院したら、看護師になんでもかんでも頼んできます。

「布団かけてくれ」

「お茶とってくれ」

「テレビ消してくれ」


自分でできるんですよ。

できるのにやらないのです。


奥さんの話しでは「主人はなんでも私にやらせるので、自分のことはまったくできません」と教えてくれました。


このおやじ患者さんは家では、

自分の服がどこにあるのかわからない、

ご飯を炊けない

お茶を作れない

家の中の物の置き場所を知らない

町内会のことはさっぱり分からない


こういうおやじたちをたくさん見てきました。

靴下がどこにあるのかすら知りません。


いくら役職がついた偉いさんでも、これじゃあ哀れです。

こうした「自分はこういう人間なのだ」と、意地っ張りになって変化を拒むと、将来は哀れですね。


自分らしさを大切にするあまり、変化できなくなることがあります。

「これが私なのだ」

「これでいいのだ」

「変わらずこのままでいるのが私らしいのだ」

と、思っているうちに、後で困るのは自分です。


先の怖い看護師の例でも、やり方を変えてもっといい教え方を探るとか、

いろいろ試行錯誤をするとかして、指導のやり方を変えていくべきなのです。

でも、自分らしさにこだわっていると変化できません。


自分らしさを大切に、というきれいな言葉をそのまま受け止めて、

自分を変化しないようにしてしまうのは、よくないなぁと思います。





それでは最後まで読んでくださって、ありがとうございました。





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