
自分らしさというのは、厄介なところがあって、厳しい指導をする看護師は「これが自分のスタイルなのだ」と改めようとしない。申し送りでキツイ突っ込みを入れるお局は「これが私のやり方だ」と改めようとしない。自分らしさを大切にするあまり、「変わる」ことができないのだ。
— ふるたによしひさ@看護師 (@yoshihisanurse) May 24, 2023
自分らしさって何でしょうか?
大切に保つべきものでしょうか?
◆ 自分らしさにこだわると変化できない
看護師でいいますと、
いつも新人にきつく指導している人がいます。
「新人つぶし」の異名を持つこわい先輩看護師はどこにでもいます。
こうしたきつい看護師は、
「これが私のスタイル。これでいいのだ」
と思っていて、自分のやり方を変えようとしません。
この指導の仕方が自分らしさであり、
自分らしさを貫いているにすぎないと思っています。
きつく指導しているかもしれないが、
これこそ新人のためなのだ、と。
自分らしさにこだわると、自分が変化できなくなります。
この怖い先輩看護師は、自分らしさを持っているがゆえに変化できなくなっているのです。
◆ 変われないおやじたち
これは看護師の例でしたが、
他にもよくあるのが、おやじです。
多くの中高年のおやじたちを見てきた経験からいいますと、
自分で自分のことができないおやじたちが本当に哀れです。
病院に入院したら、看護師になんでもかんでも頼んできます。
「布団かけてくれ」
「お茶とってくれ」
「テレビ消してくれ」
自分でできるんですよ。
できるのにやらないのです。
奥さんの話しでは「主人はなんでも私にやらせるので、自分のことはまったくできません」と教えてくれました。
このおやじ患者さんは家では、
自分の服がどこにあるのかわからない、
ご飯を炊けない
お茶を作れない
家の中の物の置き場所を知らない
町内会のことはさっぱり分からない
こういうおやじたちをたくさん見てきました。
靴下がどこにあるのかすら知りません。
いくら役職がついた偉いさんでも、これじゃあ哀れです。
こうした「自分はこういう人間なのだ」と、意地っ張りになって変化を拒むと、将来は哀れですね。
自分らしさを大切にするあまり、変化できなくなることがあります。
「これが私なのだ」
「これでいいのだ」
「変わらずこのままでいるのが私らしいのだ」
と、思っているうちに、後で困るのは自分です。
先の怖い看護師の例でも、やり方を変えてもっといい教え方を探るとか、
いろいろ試行錯誤をするとかして、指導のやり方を変えていくべきなのです。
でも、自分らしさにこだわっていると変化できません。
自分らしさを大切に、というきれいな言葉をそのまま受け止めて、
自分を変化しないようにしてしまうのは、よくないなぁと思います。
それでは最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
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