「私のサイフ盗ったでしょ!」高齢者の“物盗られ妄想"
? ふるたによしひさ@看護師 (@yoshihisanurse) April 29, 2023
よくありますね。
教科書的な対応をしても全く効果がない人もいるので、奥が深いです。
あと「服がない!盗られた!」というパターンも多いです。https://t.co/2xoQYWszWY
物盗られ妄想って「財布がない!盗まれた!」というパターンだけじゃないんです。
◆ 無くなるのは財布だけじゃない
認知症の周辺症状(BPSD)は、人によって異なります。
ある人は食べ物ではないものを食べる異食行為。
ある人は便をいじりまわる不潔行為。
ある人は暴言を吐いたり殴ったり叩いたりする暴力行為。
などなど。
認知症は人それぞれ症状が違います。
そのなかで、自分の物を盗まれたと被害妄想を持つのが物盗られ妄想です。
物盗られ妄想では、現金や財布が「誰かに盗られた!」と言うのが多いのですが、
他の物を盗られたと思い込むことがよくあります。
認知症で忘れやすいので、どこに閉まったか忘れるし、
ここがどこか分からないので、病院じゃなくて家だと勘違いするのです。
ほんとは盗まれたわけじゃないんですけどね。
多いですね、物盗られ妄想。
◆ かばん、洋服も盗まれるそうです
入院している認知症患者さんで、物盗られ妄想がある人を観察していると、
財布や現金以外に、かばんや洋服を盗られたと思い込む人が多いです。
病院にいることが分からず、自宅にいると勘違いしているようです。
家にいるのになぜいつものかばんがないのか?
家にいるのになぜいつもの服がないのか?
きっと盗まれたに違いない!
多いですね、ほんと多いです。
入院している認知症患者さんは、「あれがない、これがない」と毎日大騒ぎです。
「いつものあれがないんだけど…」
ええ、ええ、そうですよ。ないのですよ。だって持ってきてないもん。
家に置いてありますよ、と言っても、
「え!家 ここは家じゃないの?」
ええ、ええ、ここじゃないのですよ、だってここは病院ですから。
こんな白衣を着ている人が家にいないでしょ。
と言ってもしかたありません。
そういうもんです。
慣れてくると、べつに驚きません。
「はいはい、いつものね。認知症あるあるね」
と平然と対応できます。
今日も病院は盗人だらけだそうです(笑)
それでは最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
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伯母に言われたことがあります。それも緊急搬送先で。
TAKさん>>
多いですよね、物盗られ妄想。
この症状が出ると、まあまあ認知症が進んでいる証拠になります。
私のお袋も、認知症が始まったころによく『お金がないのよ』って言ってました。
『盗られた』とは言ってなかったですが『入れたはずなのにない』と言うんです。
いろいろわからなくなっても、大事だった物には執着するんでしょうかね。
あらら、私も高齢者施設で働き始めたので気をつけねば(汗)
werewolf さん>>
そうだと思います。
きっと不安なんでしょう。
エンジェル さん>>
ボクも、もしかしたら、そうなるかもしれません。