アビガンは元々取り扱いが慎重な薬で、使うのが怖いのです。本来のインフルエンザでも気軽に使えません。新型コロナの当初は「アビガンが効くかも」と言われていましたが、効果はありませんでした。現在はワクチンや他の治療薬があります。それでいいと思います。https://t.co/WhT3VIk9Rx
— ふるたによしひさ@看護師×医療Webメディア (@yoshihisanurse) October 14, 2022
新型コロナが始まった当初、富士フィルムの抗ウイルス薬「アビガン」が効くのではないか?と言われていました。
臨床試験では有効性は確認できませんでした。
◆ 新型コロナに有効性なし
抗ウイルス薬「アビガン」がもともとインフルエンザ薬です。
これが新型コロナにも効くんじゃないかと当初は言われていました。
テレビでもよく登場していたので覚えています。
結果は「新型コロナに有意な結果なし」ということでした。
それはそれで研究の結果ですから、それでいいと思います。
現在は、ワクチンや治療薬が複数ありますから、
臨床ではアビガンはまったく使われていません。
◆ アビガンは使いにくい
もともとアビガンはとても使いにくい薬です。
インフルエンザ薬なのですが、
みなさんはインフルエンザにかかったとき、アビガンを処方されたことはありますか?
周りの人に、アビガンを処方された人はいますか?
いないでしょう。
いないんです。
というのも、アビガンはインフルエンザの最終手段です。
最終手段というから、ここぞという時に効くの?と思うかもしれませんが、
効くかどうかはわかりません。
最終手段というのは、
たとえば、インフルエンザで超弱っている患者さんがいるとします。
「このままだとインフルエンザで死ぬだろうから、死ぬぐらいなら一か八か使ってみたら?」
という意味です。
よほどのことが無い限り使えない薬、それがアビガンです。
もしインフルエンザで使うのなら、本人の同意書が必要です。
さらに国に申請して許可をとらないといけません。
観察研究に参加をしなければなりません。
普通、インフルエンザでここまでやります?
なぜなら、アビガンは動物実験の段階で奇形が産まれているからです。
関連リンク≫厚生労働省「新型コロナウイルス感染症に対する アビガン(一般名:ファビピラビル)に係る観察研究の概要及び 同研究に使用するための医薬品の提供について」
関連リンク≫厚生労働省「新型コロナウイルス感染症に対する アビガン(一般名:ファビピラビル)に係る観察研究の概要及び 同研究に使用するための医薬品の提供について」
なんか怖いですよね。
なので、「もうこのままでは死ぬから、死ぬぐらいなら使ってみるか」という場面ぐらいしか使う時を想定できませんね。
いままでインフルエンザで誰も使っていないのは、こういう使いにくさがあるからです。
◆ アビガンなしでいいんじゃない
こうした怖い薬「アビガン」なので、使わなくてもいいと個人的には思います。
現在は、新型コロナのワクチンや治療薬が複数ありますから、わざわざ使いにくいアビガンを使う理由がありませんね。
それに、今回、「有効性はない」という結果ですから、
アビガンは新型コロナの舞台から完全に姿を消すでしょう。
新型コロナは最初のものから姿をどんどん変えて、
今では初期のものとは違うレベルになってきました。
このまま弱毒性が進み、本当の意味で風邪になっていくことを期待しています。
あとは政府の動きですね。
それでは最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
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