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長生きすればいずれは口から食べられなくなる日来る可能性が高くなります。

もし親がそうなったらどうしますか?


◆ 親が口から食べられなくなったら



病気かもしれませんし、加齢によるものかもしれません。

何らかの理由で口から食べられなくなったら、医師から選択肢を提示されると思います。

①経鼻経管栄養

②胃ろう

③そのまま衰弱


ざっとこの3つが多いと思います。

そしてボクの今までの経験では、①経鼻経管栄養がもっとも多いです。

まずは①経鼻経管栄養を第一チョイスされることが多いです。

次に②胃ろう、③そのまま衰弱は、無いこともないのですが少数です。


◆ 経鼻経管栄養って?



口から食べられなくなった場合、鼻の穴に胃まで通じる長いチューブを挿入して、そのチューブから胃へ水分や栄養を流し込む方法です。

患者さんは、鼻の穴(どちらか片方)にチューブが挿入され、それが喉を通っていますから、常に何か異物が鼻から喉に入っている感覚があります。


ボクは看護学校のときに、実際に試しに自分の鼻にチューブを挿入してもらって体験をしました。

体験をしたので分かります。

チューブを入れるときは痛いしすごく嫌な感覚がします。

チューブを入れてしまえば、痛みはないですが、喉の奥にずっと太いうどんが残っている感覚があります。

そう、喉にずっとなにか太いものがある、という感じは残ります。

鼻から丸めているチューブがぶらぶらしています。


なので、患者さんがチューブを引っこ抜くことがよくあります。

本当によくあります。

そうしたら、またチューブを入れられるので患者さんはまた苦しい思いをします。


チューブを抜くことを繰り返すと、両手にミトンといって大きな手袋をされ、両手が使えなくされます。


また、チューブが口の外から胃まで、外界と胃がつながっている状態ですから、誤嚥性肺炎が起こりやすいです。

誤嚥性肺炎を防ぐためにチューブを入れているのですが、皮肉なことに、実はチューブを入れていることで誤嚥性肺炎を起こすことがあります。


経鼻経管栄養はチューブの再挿入ということが必要になりますので、医療機関ではない、老健や特養など高齢者施設は嫌がられます。

退院後の行き場所がなくなる、という事態になることもあります。


◆ 胃ろうって?



お腹に直接穴をあけて、胃に直接水分や栄養を流し込む方法です。

穴にはお腹の肉と胃を通過する短いチューブが挿入されています。

これは一年に一回とかの頻度で交換します。


お腹に穴を開けるので、手術が必要です。

経鼻経管栄養は看護師が入れるので手術は必要ありません。


どちらもチューブから水分や栄養を流し込むのですが、

鼻の穴からか、お腹の穴からかの違いです。


胃ろうのほうが管理は楽です。

肺炎のリスクは、経鼻経管栄養より低くなります。

経鼻経管栄養はチューブを引っこ抜かれるリスクがありますが、胃ろうは引っこ抜かれるリスクは低くなります。

たまに胃ろうのお腹のチューブを引っこ抜く人がいますが、かなり痛いでしょう。


管理が簡単なのと、引っこ抜かれるリスクが引くいのと、肺炎を起こすリスクが低いということで、胃ろうのほうが老健や特養などの高齢者施設に入所できる可能性が高くなります。

高齢者施設はたいていどこも経鼻経管栄養は断ります。


なので、退院後の転機先を探しやすくするために胃ろうを選択することがあります。


◆ なにもせずそのまま衰弱



これを選択する家族はそう多くないです。

しかしゼロではありません。


自然のままで最後を迎えさせたい、それが元気なときの本人の意思だから。

こういう家族もいます。

それはそれで尊重するべきでしょう。


なので、この場合はそのまま衰弱して亡くなるか、

肺炎を繰り返して衰弱して亡くなるかが考えられます。


なにもしないのは一見残酷なように見えるかもしれませんが、

本来の自然な最後なのでしょう。


◆ まとめ:最後は家族が決める



日本の場合はほとんどが家族が決断します。

どういう処置をするのか、胃ろうか、胃ろうせずにいくのか。


なので、できれば元気なうちに高齢の親と話し合いをしておいてください。

いざという時、決断するのは子どものあなたになります。


フランスでは胃ろうは「虐待」であり、基本的にしません。

食べられなくなったらそれが寿命ということです。


日本は徹底的にやるというスタンスが根強いです。

ですが、最近では家族が「自然なかたちで最後を」と希望されることが増えてきました。

いづれにせよ、本人家族の意思が必要です。

自分の親が倒れた時、どういう最後を迎えさせてあげるのか?

前もって話し合い、考えておくのがベターでしょう。



それでは最後まで読んでくださって、ありがとうございました。



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