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2021年11月26日の弁護士ドットコムニュースでこのような報道がありました。

精神病院に入院中の男性患者が身体拘束によるエコノミー症候群で死亡した件をめぐり、家族が裁判をおこし、最高裁は病院の上告をしりぞけ、約3,500万円の支払いを命じた二審の名古屋高裁の判決が確定しました。


これを受けて公益社団法人「日本精神科病院協会」は11月26日会見を開き、「判決はとうてい容認できない」「患者の安全を確保しつつ、適切な治療に必要」と声明をだしました。


◆ 患者の身体拘束は悪なのか?



このテーマは昔から議論されています。

看護学校でも取り上げられるテーマです。


読者のみなさんはどう思いますか?


暴れる患者がいたら。その人が言っても聞かない患者だったら。

他人に危害を加える恐れがある人だったら。

もしくは自分で自分を傷つける人だったら。

病院は患者の安全を守るところです。

こういう患者がいたらどうしたらいいのでしょうか?


現実問題として、身体拘束は必要悪です。

時として必要なことですが、そもそも悪なのです。

これが大前提なので、これを基に考えていきます。


◆ どういう時に身体拘束が許されるのか



身体拘束は、他に方法がないとき、必要最小限でおこなうことができます。

事件は精神病院でした。

判決は、身体拘束は精神保健指定医の裁量を逸脱したものとしています。

他の方法で対処できただろう、身体拘束をする必要はなかっただろう、というわけです。


判決では「看護師8人で対応した時、患者は抵抗することなくおとなしかった」とあり、看護師8人で対応すれば身体拘束は必要なかったという趣旨の内容があります。

それって、現実的なの?


◆ 看護師8人で対応したら?ってどういうことなの



まったく非現実的です。

看護師8人で対応したら患者はおとなしくなったので、そうしたら?ってどういうこと。


一人の患者に看護師8人も付けません。


素人が考えてもわかるでしょう。



公益社団法人「日本精神科病院協会」の山﨑學会長は、判決に真っ向から疑問を呈しました。

「判決は、看護師を8人揃えておけば合法になるとしていますが、1人の患者さんのために8人を常に用意することはできません」



ボクも同意します。

患者1人に看護師8人いたらOK!って、どう考えてもおかしくないですか?


山﨑學会長はさらに、

「人員が揃わなければ、拘束が必要な患者さんは全部お断りすることになると思います。そうしたとき、患者さんをたらい回しにしたとか、入院を拒否したとして、病院が叩かれるわけです。判決には断固抗議の姿勢を示します」


暴れる患者は入院拒否を厳格にし、もし入院中に暴れたら即強制退院にしたらどうでしょう。

そうしたら家族は困りませんか?

そりゃあ病院で暴れられるのも困りますけど、それでも現場のスタッフはなんとかしようと頑張っているんです。

家で暴れられたらもうお手上げでしょう。

病院にいるからまだなんとかなっているんです。


◆ 裁判官は現場を一度でも見たのか



裁判官は法律的にどうかを判断します。

しかし、この判決はとても非現実的だと思わざるを得ません。


山﨑學会長

「判決を下した裁判官たちは精神科病院を見学しているんでしょうか? 拘束の現場を見て、どんな拘束行動が行われているのか基本知識を得て、判決を出したのか。非常に疑問を感じます」


それりゃあできれば身体拘束はしたくないですよ。

看護師も医師もやりたくない。

人は自由が一番。

でもしかたない場合があるんです。

暴力を振るわれるのを耐えろというのですか。

座して死を待てというのですか。

他人に暴力を振るうのが分かっているのに、放置しろというのですか。

看護師は患者から殴られても怪我しても仕方ないというのですか。

毎回毎回、患者1人に看護師8人をつけろというのですか。


ぜひ裁判官と話しをしてみたいものです。









それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。


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