だいたいね、院内の各委員会が余計な仕事を増やすんです。
— ふるたによしひさ@教育系看護師YouTuber&ブロガー&ライバー (@yoshihisanurse) May 14, 2021
「あれができていないからチェックを増やそう」
「さらにチェックを増やそう」
「これをやろう、あれもやろう」
そんなことよりもっとITを使ったり、無駄な業務を廃止したりして看護師の業務を減らすことを考えて。一つも減らさず増える一方。
病院内にはいろんな委員会があります。
教育委員会、業務委員会、医療安全委員会、褥瘡委員会…まだまだあります。
これらの院内委員会は本当に機能しているのでしょうか?
今回は院内委員会の闇をご紹介します。
◆ 【病院委員会の正しいあり方とは?】院内委員会が余計な仕事を増やす
機能しているのか?という議論の前にひとつ言っておきたいことがあります。
それは、委員会は余計な仕事を増やしているという事実です。
委員会の決定は院内に広がります。いわば病院の「決まりごと」となります。
看護師はそれに則した業務をおこないます。
科学的に正しい決定や結果がともなう決定なら、まだいいでしょう。
しかし、多くの余計な決まりごとを決定する「余計な業務量産委員会」になってしまうことがよくあります。
たとえば、
「このミスが多いからもっとチェック事項を増やそう」
「ダブルチェックだと足りないからトリプルチェックを導入しよう」
チェック、チェック、チェック…。
あああああーーーもう!ということが実際に起こります。
さらに、ミスを防ぐためにガチガチに規則規則、禁止禁止にしてしまって、非常に窮屈な職場になってしまうことがあります。
で、その禁止事項をちゃんと守っているのかチェック、チェック、チェック…。
あああああーーーもう!ということがまた起こります。
こういうのって本当に「改善」なの?
もうちょっと頭を使って考えましょうよ。
◆ 科学的でない業務を変えようとしない
医療って日進月歩とよく言われます。それぐらい進化する業界です。…の、はずです。
しかし医療そのものはとても進化するのですが、院内の業務は相変わらずの旧式なんてことはよくあります。
看護の世界も実は進化しているのです。それを知らない人が看護師の中に多くいます。
なので新しいやり方が出ても、そっちのほうが科学的であっても、旧来のやり方を変えようとしません。
そうしているうちに、世間の病院より「浦島太郎」状態になっていきます。
新しいことに対するアレルギーがあるのは、一般社会ではよくあることです。
しかし、医療は新しいことを導入してこそ進化する業界です。
新しいことはなんでもいい、というわけではありませんが、意外と「新しいことアレルギー」は特に看護の世界では根強いのです。
◆ 委員会は業務の簡素化効率化に力を入れよう
では院内委員会はどうあるべきなのでしょうか。
それは「業務の簡素化と効率化に注力すべし」と考えます。
医療業界ってめちゃくちゃ忙しい。
医師も看護師もめちゃくちゃ忙しい。
はっきり言って委員会なんてやっているヒマもないほどです。
そんな中、委員会がさらに業務を増やしてどうするの。
本当によくよく考えてどうしても必要なことなら仕方ありません。
しかし、それでも一つ新しいことを導入するのなら、なにか一つ減らすぐらいのスタンスでいかないと、仕事は増えて自分たちの首を絞めることになります。
それと委員会は「お金を使うことを悪とする」ということです。
外注できることは外注をする。外注したほうが時間効率がよいのなら外注を検討する。
いまは「検討すら悪」という雰囲気があります。
多くの病院では委員会で予算を使うなんてとんでもない、という空気があります。
マニュアルのデジタル化とかその代表例です。
膨大な紙のマニュアルが古くなったら改定しようとするけで、委員会の看護師数人が手分けして、いちいちWordなどに文字おこしをしていく…。いつまで経っても終わりません。
紙の文字をデジタル化するなんて、別に看護師でなくてもできるから、さっさと外注したほうが効率がよいのです。
これが、お堅い頭の上司にはわかりません。
委員会は仕事の簡素化、効率化を目指すことで、院内全体の利益になるということを知っておきましょう。
◆ まとめ
院内委員会では、余計は業務を増やしたり、効率が悪いことに固執したりして、スタッフを消耗させることがよくあります。
なにか決まり事を決定することで「仕事をした気分」になっていませんか?
なにか一つ業務を増やすなら、なにか一つ減らすという発想を持たないと、毎年毎年仕事は増える一方でいつかパンクします。
委員会がきちんと機能することでスタッフは安全に快適に仕事ができます。
そしてこれは患者さんに還元されます。
スタッフを大切にすることは、患者さんを大切にすることにつながります。
ぜひ意義のある委員会を開催していきたいものです。
それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。
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ご苦労様です。本当に大変な最前線で生の声の体験ですね。
俺のいた職場でも時々システム変更をしていましたが、
うまくいったためしがありません。
何故か?
暇な事務方がやったふりのお仕事で
現場はたいへん迷惑してました。
ヤマカゼさん>>
病院も大変ですが、会社でもいろいろと大変ですよね。
ご苦労様です。
猫またぎさん>>
そうなんです。そういう人は病院のスタッフにもたくさんいます。