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4月27日、ファイザーの新型コロナワクチン「コミナティ」を打ちました。

「コミナティ」とは、ファイザーの新型コロナワクチンの正式名称です。

ワクチンの名前です。こういう名前なんですね。


◆ 【新型コロナワクチン】ファイザーの新型コロナワクチン第一回目を打ちました



ワクチンを打つ前に、予診票に記入をします。

これはインフルエンザワクチンのときも書きますので、同じ要領で書きます。

京都府の場合、もうひとつ「新型コロナワクチン接種記録書」があります。

これはいわゆる「ワクチンパスポート」のようなもの。

ワクチンを接種した証明書になります。

なので、京都府の医療従事者の場合はこの2枚を持って接種会場に行きます。

ボクは看護師なので、この2枚を持って行きました(と言っても、勤務している病院ですが)。

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一般の方は予診票とワクチン接種券を持って会場(医療機関)にいきます。

このあたりは各都道府県によってやりかたが若干違いますので、お住まいの地域のやり方に準じてください。


当日「打ってはいけない人」は、

①37.5℃以上の発熱がある人です。

②重い急性疾患にかかっている人。

③ワクチンの成分で過去にアナフィラキシーが起きた人



ワクチンを打った瞬間は痛くないです。

「うっそだー。針を刺すんだし痛いでしょ?」

と思う人がいるかもしれませんが、ほんとうに「え?あれ?打ったの?」という感じ。


むしろ点滴のときの留置針や、インフルエンザワクチンのほうが痛い。

「いままでの皮下注射より筋肉注射のほうが痛い」という人がいましたが、あれは嘘です。


ボクが実体験として「痛くない」ですし、専門家の先生も痛くないと言っています。

なので、怖がる必要はありません。

むしろ、海外ではワクチン接種は筋肉注射が一般的です。

日本がほかの国と違うのです。

このブログでもたびたび著書のご紹介をしている峰宗太郎先生に聞いてみましょう!⇩



ワクチンを打ったら、体の中に抗体がつくられて、新型コロナウイルスにたいする免疫が獲得されます。

この間、打ってから2週間です。

抗体がつくられるまで2週間は、「ワクチンを打っていないのと同じ」です。

たのもしい免疫がつくまで2週間待ちましょう。


ワクチンを打った後は、基本的に15分、その場に待機します。

何もなければそのまま帰れます。

以前にアナフィラキシーショックを起こした人など、気になる人は念のため30分間その場にいます。


これは、新型コロナワクチンでアナフィラキシーショックを起こした人の93%は30分以内に発生しているからです。

じゃあ残りの7%の人は?その人たちも、あとで気分が悪いとか異変に気付いて、自ら病院に行き治療を受けました。

なので、アナフィラキシーショックを起こした人の救命率は100%。

ここに、ファイザーとモデルナの新型コロナワクチンのアナフィラキシーを起こす確率を載せておきます。

ファイザーの新型コロナワクチン 100万人に5人
モデルナの新型コロナワクチン100万人に2.8人

ちなみに抗生剤は100万人に200人
ロキソニンやボルタレンなどNSAIDs(エヌセイズ)は100万人に1,000人

こうして比べると、初めて作ったわりにはかなり優秀ですね(^-^)

ちなみにボクは看護師歴10年ですが、ロキソニンでアナフィラキシーを起こした人をみたことがありません。

そう考えると、変に怖がり過ぎるのは非科学的です。

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ワクチンを打った直後、打った場所を揉むのはだめです。

ぜったいに揉まないでください。そのまま放置でOK。


ワクチン接種した当日は、お風呂OKです。

ただし、打った場所をゴシゴシこするのはやめましょう。

ボクはその日の夜のお風呂では、打ったところはシャワーだけにして擦りませんでした(笑)

それと当日は激しい運動はやめましょう。


◆ 安全性は確認されています



新型コロナワクチンについて「安全性がわかっていない」「治験をすっ飛ばしたから不安」という認識を持っている人が多数います。

それは違います。

m-RNAワクチンは、20年にわたる研究を積み重ねてきた技術です。

ここ2年で「よし!実用化できるぞ」というところまで来ていました。

人類はm-RNAワクチンを作ろうとおもえば作れるところまできていたのです。

そこに新型コロナのパンデミックが起きました。

これは人類にとってラッキーでした。m-RNAワクチンを作ることができる段階にあったからです。


そして4万人もの人々が治験に参加してくれました。

正確には4万4,000人です。ものすごい数の人たちが治験に参加してくれました。

海外では、今回のパンデミックを自分のこととして、愛する人を守るために、市民が立ち上がってくれました。

多くの人が治験に参加してくれたおかげで、通常なら数年かかる治験があっという間に人が集まり、実施できました。

まるで国を守るヒーローのように、多くの人が協力してくれたおかげです。

厚生労働省資料スクリーンショット 2021-04-28 174215.png



さらに日本に到着してから、日本人で治験も行っています。

160人に対する治験により、ファイザーのデータと変わらない結果が得られました。

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ワクチン承認の手続きは、いままでの他のワクチンと同じです。

今回は緊急事態ということもあり、工場設立や書類作成などを同時進行させて、可能な限り効率化しました。

なにかの試験をすっ飛ばしたわけではありません。

ちゃんとやりました。しかも4万人もの人々が治験に参加したのです。

これで「安全性がわからない」「不安だ」というのは、治験に参加した市民をないがしろにしています。


2021年4月27日時点で、あきらかにm-RNAワクチンが原因で死亡した人は、ゼロです。

世界で何億人と打っていますが、m-RNAワクチンはそれが原因で死亡した人がいません。


モデルナ社は、今後ほかのウイルスに対するワクチンも、m-RNAワクチンでつくることを表明しています。

あまりにも優秀な成績のため、今後のワクチンの歴史を変えるかもしれません。


◆ 副反応は歓迎すべきこと。恐れる必要はありません




副反応は、体の中に抗体がしっかりと作られている証拠です。

なので、なにも心配する必要はありません。むしろ、そういうのがあって当然です。


発熱、だるさ、痛み、頭痛など、これって、風邪を引いた時とかなにかのウイルスに感染したときとかに出ますよね。

ほかの病気にかかったときも、こういう症状って代表的なものです。

ワクチンも人体に無害な異物を入れて、それに対する抗体を産生します。

ほら、これって、病気と闘っているときと同じですね。

だから、副反応がでるのは当たり前なのです。

ちゃんと免疫が働いている証拠なのです。

ただし、人によっては「べつに何もないけどなぁ」という人がいます。

何もなくても、ちゃんと抗体は作られていますので、安心してください。


最初に書いたように、アナフィラキシーはファイザーなら100万人に5人の確率です。

気にする必要はありません。

もし宝くじに当たるように、たまたまアナフィラキシーが起きても、すべて助かっていますので大丈夫です。


ボクの場合は、打ったところの痛みですね。

「おおー!今まさに抗体がつくられている。がんばれ!ボクの免疫!」

という感じで、うれしく思ったほどです(笑)

打ったところの痛みを気にするのなら、

利き腕ではない方の腕に打ったほうがいいですね。

先行して打っている医療従事者の多くは、利き腕とは逆の腕に打っています。

もし痛みが出ても、そのほうがなにかと動きやすいので。

そして、打った次の日は休みにしています。

もし発熱とかがあっても仕事に穴をあけずにすみます。

副反応のほとんどが1日~2日ぐらいで収まっています。

参考にしてください。


◆ 【重要】ワクチン接種の前後はしっかりと睡眠をとりましょう





睡眠と免疫には深い関係性がある。

たかが睡眠と軽く思っていませんか?

実は、ワクチンを接種する前はしっかりと寝たほうがいいという研究があります。

しかも、世界各国で報告されているんですね。


これは肝炎ウイルスのワクチンの研究ですが、

前日に徹夜した人の群と7時間以上しっかりと寝た人の群があります。

ワクチンを接種したあと血液を採取して、抗体の量を調べました。

そうすると、徹夜した人の抗体は、しっかり寝た人に比べて、抗体の量が約半分しかなかったのです。


さらに、ワクチン接種したあとに睡眠不足だと、これまた抗体の量が少なかったという研究があります。


つまり、ワクチン接種の前後はしっかりと寝る!ことが大事です。

これはあんがい知らない人が多いので、周りの人に広めといてください(笑)


どうせワクチンを打つのなら、しっかりと抗体ができてほしいですよね。

だから、ボクのように夜勤明けにワクチンを打つなんて、絶対にしてはいけません!


全国の師長、部長さん、シフトを作成しているお偉いさん、

夜勤明けにワクチンを打つなんて、スケジュールを絶対につくらないでください!

これを説明できる上司は、

「おおーー、ウチの上司は教養があるなあ」

と、部下からの評価が上がること間違いなし。

部下からの評価以前に、ちゃんと抗体ができるためにも、

ワクチン接種の前後はしっかりと睡眠をとってくださいね。




◆ まとめ



①当日37.5℃以上の発熱がある人や今現在重い急性疾患にかかっている人は、当日打つのを止めましょう。

②筋肉注射は痛くない。

③打ったあとは、揉まない。激しい運動をしない。

④ワクチンを打った当日はお風呂OK。ただし、打ったところをゴシゴシこすらない。

⑤m-RNAワクチンはちゃんと手続きをされたワクチンです。

⑥4万人という、すごい人数で治験をおこない安全性は確認されています。

⑦日本人160人に対して治験をおこなっています。そして海外と同様の高い成果が出ました。

⑧アナフィラキシーは

ファイザーが100万人に5人

モデルナが100万人に2.8人

これは、抗生剤の100万人に200人、ロキソニンなどの100万人に1,000人より、はるかに少ない。

⑨副反応は、体の中に抗体がしっかりと作られている証拠。なにも心配いりません。

⑩睡眠と免疫には関係性があります。ワクチン接種の前後はしっかりと寝ましょう。


今回、ファイザー製のm-RNAワクチンを打った流れをザっとご紹介しました。

計算上は、国民の6割が抗体を持つと感染症の流行は自然とおさまります。

そして、抗体を持った人が増えれば増えるほど、抗体を持っていない人を守ることができます。


自分自身を守るだけでなく、周りの人も守れます。


新型コロナワクチンについて、さらに詳しい、そして正しい情報がほしい方はこちらをどうぞ。

新型コロナワクチンについて専門家集団による正しい情報≫ こびナビ

厚生労働省「新型コロナワクチンナビ」≫ コロナワクチンナビ


「こびナビ」メンバーでもあるウイルス感染症の超第一人者峰宗太郎先生から教えてもらいましょう!


それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。


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