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みなさんは頭痛持ちですか？

ボクはほとんど頭痛がない人で、生まれてから数えるほどしかありません。

でも、頭痛でつらい思いをしている人は多いですよね。

頭痛のなかで、命に関わる頭痛とそうでない頭痛があります。

命に関わる頭痛の特徴をしっておくことは非常に大事です。


◆ 命に関わる頭痛の見分け方



①くも膜下出血


まずもっとも恐ろしい頭痛はくも膜下出血です。

ハンマーで殴られたような強烈な頭痛が特徴です。

さらに、頭痛は消えません。一過性で終わりません。ずっと続く頭痛が特徴です。

痛みの強弱はありますが、基本的に頭痛は継続します。

そして、意識がなくなったり、嘔吐が伴います。


強烈な頭痛。

消えない頭痛。

意識がなくなったり

吐いたりする。


これは、くも膜下出血の頭痛の特徴です。

急いで病院へ！！


くも膜下出血の死亡率は30～40％です。

発症したら三分の一が死亡する、最恐の病気です。


②動脈乖離


首に通っている椎骨動脈という、脳に血液を送っている重要な血管があります。

急に首をひねったり、首に負担がかかると、この椎骨動脈の血管の壁の一部が裂けることがあります。

このとき、うなじから後頭部にかけて頭痛が起きます。

マッサージで首を回された時、

ゴルフで打った時に首を急にひねった時、

など、首に負担がかかると起こることがあります。


片方の首から後頭部にかけて突然痛みが生じた。

その前に、首を回すなど負担をかけた。


これは動脈乖離が起きた可能性があります。

このようなときは受診をおすすめします。


③頭蓋内圧亢進


脳は頭蓋骨に守られています。そこは髄液という水で満たされた閉じた空間です。

脳はその水に浮かんでいると想像してください。

なんらかの原因で脳が腫れたり、腫瘍ができたり、出血などがあった場合、

脳に圧がかかります。

また、髄液がうまく循環しないときも、水が頭に溜まっていき、脳は窮屈になります。

これは頭蓋内圧亢進といって、脳に圧がかかっている状態です。


これはとても特徴のある頭痛が起こります。

早朝頭痛です。

朝起きた時に、強い頭痛がある場合は、頭蓋内圧亢進をおこしている可能性があります。

気になる場合は、受診をおすすめします。


◆ ほとんどの頭痛は命の危険性はない



上記のほかにも頭痛を引き起こす病気はありますが、

基本的に、ほとんどの頭痛は命の危険性がありません。


実際に頭痛で受診する人で、なにか重大な病気が隠されていた人は、ほんの数パーセントです。

多くの人は、頭痛という症状だけの慢性頭痛です。


頭痛という症状だけの頭痛を、「慢性頭痛」といいます。


片頭痛というのもあります。

「片」という漢字がついているので、頭のどっちか片方だけが痛むと勘違いする人がいますが、

両側に起こります。

片方だけとは限りません。

「片」という漢字にだまされないようにしてください。


これらは命にかかわらない頭痛です。

しかし、本人はつらいものです。

かかりつけ医に相談して、自分に合ったコントロールをしていきましょう。


◆ 痛み止め薬「ロキソニン」が効くとは限らない



よく使われている痛み止め薬で「ロキソニン」があります。

「ロキソプロフェン」という名前で出されることもあります。

同じものです。


このロキソニンは、定番の痛み止め薬ですが、すべての人に効くわけではありません。

ある研究によると、頭痛にロキソニンが効くのは約50～60％の人だけです。

効かない人もけっこういるんですね。


なので、自分に合った痛みコントロールをすることが重要です。

今飲んでいる頭痛薬が効かないのであれば、かかりつけ医に相談されるといいと思います。


本当に恐ろしい頭痛は、それにいち早く気付くことが運命を左右します。


動脈乖離の頭痛は、片頭痛と区別がむずかしいので、

「あー、片頭痛かな」

と、思って、なかなか受診しないことがありますので、要注意です。


そういうことがないのが一番ですが、

ぜひ、上記の「ヤバイ頭痛の見分け方」を知ってください。








それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。


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