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◆ 特に高齢者は入院すると悪化しやすい



これはよくあることです。

「病院は体が良くなるところ」

というのはそうなんですが、特に高齢者の場合はそう簡単ではありません。

病棟看護師をしていると、入院でより悪くなる患者さんを山のように見てきました。

これは医療どうのこうのというよりかは、年齢による作用と言えます。


さらに認知症の人は、軽症であっても悪化しやすい。

軽い認知症であっても、認知症自体が悪化してしまうことが多いです。


なので家族は、「入院しているから悪化するかも…」ということは知っておく必要があります。

病院なのになんで？と思うかもしれませんが、まぎれもない事実です。

上のツイートで医師の方がツイートしているように、

医療従事者ならみんな知っていることです。


◆ 【結論】転倒予防が大事





脳卒中や心疾患など病気を予防することも大事ですが、

自宅でできる最大の入院原因を減らす方法は、

転倒予防です。


高齢者は簡単に骨折します。

特に女性は閉経後は骨粗鬆症になりやすく、驚くほど骨折しやすいです。


骨折するとしばらく動けません。

そうすると廃用症候群になる可能性が非常に高いです。

骨折したために、一度入院したらもうそのまま自宅に一生帰れないというケースはよくあります。

骨折をあなどるなかれ。


転倒の多くは「自宅」で起こります。
高齢になればなるほど、転倒は命取りになります。

夜間、トイレに行くときのために足元灯を照らすとか。

通路に足がひっかかるような物を片付けるとか。

あまり歩かなくていいようにベッド周りにポータブルトイレを置くとか。

普段から足腰を鍛えるとか。

できることはやったほうがいいと考えます。



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