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昨日の記事ではおもにモンスター患者について書きましたが、

モンスター家族もたくさんいます。

いわゆる困った家族です。

もしくは、ちょっと変わった家族です。


ボクは脳神経外科の患者さんをたくさん看護してきました。

そのなかで特に脳卒中の患者さんの場合、

「食べることが難しくなった」人がいます。

脳にダメージがあると、場合によっては「食べる機能が壊れる」ことがあります。

いままで普通にご飯を食べていたのが、できない。

口を動かせない、

ごっくんと飲み込めない。

飲み込んでも、食道→胃と流れずに気管に入ってしまう。

こうした機能障害の方はめちゃくちゃたくさんいらっしゃいます。


「お母さまの症状として、うまくご飯や水分が口から摂れない状態です」

こう説明をして、ただいま「食べるリハビリをしている最中です」と言っているのに、

普通に缶コーヒーやジュースなどを持ってきます。

飴を持ってくる人もいます。

飴こそ、喉につまって窒息してしまいます。

あとよくあるのが「菓子パン」とか。

パンって誤嚥しやすい食材の上位クラスです。

なんど説明をしても、

「ウチの母はこれが好物なんでぜひ食べさせてください」

と言ってこられます。

まあ、分かりますけど、

家族に好物を食べさせてあげたいって。

分かりますが、それで誤嚥して肺炎になって体力奪われて、しかもその間リハビリができなくなって、と悪いことしか待っていません。


読者の方にも「入院している家族には好きな食べ物を持って行きたい」とお考えの人がいるでしょう。

それはそれでハートフルですが、

それは、「食べるリハビリをして、ちゃんと食べられるようになってから」にしましょう。

入院している家族を喜ばせたいとそういう差仕入れを持ってきているのに、

誤嚥して発熱してリハビリできなくなって、場合によっては死亡するなんて、

本末転倒ですよね。


でもこれを何度言っても理解してくれない家族は、たくさんいます。


あとむちゃな要求をしてくるといえば、

満床なのに「窓側のベッドにしてください」

とか、

ひどいケースでは

「あの窓際の患者は寝たきりで意識がはっきりしていないから、別に窓側じゃなくてもいいでしょ?窓の外を見ている様子もないし。だったら、うちの母を窓側にしてください。ベッドの位置を変えてください」

と言ってくる家族がいます。

こうした困った家族のケースは書きだせば書ききれないほどあります。


ただでさえ患者さんの医療処置や看護でたいへんなのに、

こうした家族の対応まであるので、

現場の看護師は消耗しています。


このブログでは過去にもいろんな現場の事例を書いてきましたが、

どれもボク自身が経験してきたことなので、

すこしでも現場のリアルが世間に伝わるようにこれからも発信していきます。

性病検査だけじゃない、
B型、C型肝炎や薬物反応、子宮頸がんリスクなども分かる
≫ 自宅で簡単性病検査







以上、現場からでした。

それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。

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