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突然、高熱が出る。

または、高熱というほどではないけど変な熱が出る。

こうしたことを経験した人がいると思います。

おしっこで熱が出る…

じつは、けっこうあることなのです。


◆ 女性のほうが尿路感染症をおこしやすい



女性の場合、尿道が短いため、尿道口から細菌が体内に侵入しやすい。

そのため男性よりも尿路感染症を起こしやすいと言われています。

男性の場合、陰茎があるので、尿道口から膀胱までの距離が女性と比べて長い。

そのため細菌が膀胱までたどり着きにくいからです。


尿道口から膀胱に細菌が侵入して炎症を起こすと、膀胱炎。

膀胱からさらに奥まで、腎臓まで達して炎症を起こすと、腎盂腎炎。


どちらも発熱しますし、とくに腎盂腎炎の場合、いきなり高熱と背部(腎臓の場所)を叩くと激痛が走ります。

咳やくしゃみ、喉の痛みといったいわゆる「風邪」の症状がないのに、高熱が出ている場合は、これらを疑います。


軽い場合は内服薬ですみますが、入院して点滴治療することがよくあります。


◆ できるだけ、清潔にしましょう



たとえば、高齢などで「オムツ」をしているとか、

何日もお風呂にはいらないとか、

よく漏らすとか、

拭くときにきちんと拭き取らず、かえって汚くなる拭き方をしているとか、

こういう状態だと、尿道口から細菌が入りやすいといえます。


膀胱留置バルーンカテーテルを挿入している方も、細菌が入りやすいです。


おしっこは本来無菌です。

血液を越してつくられるのが、尿です。

血液は本来無菌です。

なので、尿も無菌というわけです。

ところが、上記のような原因などで、本来無菌であるはずの尿が細菌感染を起こすと、発熱します。


医師による診察と治療のほかに、普段から予防を心掛けたいです。

①清潔な環境にする。

②水分をたっぷり摂っておしっこをたくさん作りだして、尿で尿道を洗い流す。


とくい高齢者は水分を十分に摂らない人が多いです。

「おしっこが近くなるから」

「そんなに喉渇いていない」

「もういらない」

もともと歳をとると喉の渇きの感覚が鈍り、あまり渇きを感じなくなってきます。

もともと体の水分が若者にくらべて減ります。

なので、もっと水分を摂ってほしいのです。

摂ってほしいのですが、なかなか摂ってくれないというのが現実です。


病棟でもなかなか水分を飲んでくれないので困ることがよくあります。

尿路感染症予防だけでなく、

水分不足は体調を悪くします。


若い時からこうした知識を持っておくことは大切です。

本人がまず気を付けないといけません。

水分を摂るだけで予防になるなんて、安いもんでしょ?


それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。

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