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病気で働けない人がいます。

病気でなくても、なんらかの理由で。

お金を稼ぐことができない人がいます。

税金や保険など、みんなから集めたお金で生活している人がいます。

看護師をしていると、こうした人とよく出会います。

もちろん、サボっているのではありません。

以前、障碍者施設で悲しい、恐ろしい事件が起こりましたね。


こうした方に対する誹謗中傷があります。

ボクも目の当たりにしたことがあります。


◆ 生産性で人を判断しない



「もうすぐ死ぬんだから、こんなことしたってしょうがない」

「なんのために生きてるんだよ」

「目の前に現れないでくれる？目障りなんだよ」

まだ、あります。

まだありますが、思い出すのも嫌なので、このへんで。

これ、だれが言ったと思いますか？

患者さんです。

同じ病棟にいる患者さんが、別の患者さんにかけた言葉です。

患者が患者にかけた言葉です。


あの凄惨な事件のように、こう考える人はいます。

実際に出会いましたから。


こういう人は、きっと「生産性」で人の価値を判断しているのです。



弱っている人や高齢者など、若いひとからすると、生産性が落ちている人のことを「価値のない人間」として見ると、自分が冷たい人間になってしまいます。


上記のことを言っている人も、いずれ歳をとります。

誰かの手を借りないと生活できなくなったとき、いかに自分が冷たい人間だったか気付くでしょう。

いや、気付くかなぁー。

生産性だけで人の価値を判断しないことを。


それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。





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回復期看護

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