さあ、ダンス!ダンス!
パーキンソン病は踊ることで改善が期待できます。
実は、パーキンソン病とダンスとの関係は昔から注目されていました。
リハビリ目的で入院するパーキンソン病患者さんも体を大きく動かす運動を取り入れたリハビリ療法をすることがあります。
身近にパーキンソン病の方がいらっしゃったら、ぜひやってみてはいかがでしょうか?
やってみる価値はあると思いますよ。
◆ 新聞にも紹介されたダンス教室が話題
パーキンソン病 踊って改善 : yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞) https://t.co/drhdMxHSyr
— 県士会ブログ・リハニュース (@kaotwebkan) February 6, 2020
九州・福岡市にあるダンス教室は、パーキンソン病の方がダンスをしながら症状の改善を目指すとうことで注目されています。
ダンスアーティスト・マニシアさんが開催しているこのダンス教室は、米国で学んだことを取り入れたダンスをおこなっています。
パーキンソン病の症状である「振戦」(しんせん:おもに手が震えること)があってもできるように考えた動きをしながら、体を動かしていきます。
楽しくリハビリ!
いいじゃないですか!ヽ(^o^)丿
◆ エビデンスがある、パーキンソン病とダンスとの関係
私は看護師ですが、リハビリナースとして日本理学療法士学会が出している「理学療法ガイドライン」も勉強しています。
ここには、さまざまな病気に対するリハビリの効果を検証したエビデンス(根拠)が載っています。
その中で、今回の報道と同じことが書いてある項目があるんです。
【理学療法ガイドライン2011より】
太極拳で歩行距離や後ろ歩き速度に改善がみられた。
タンゴのレッスンを受けた患者も改善がみられた。
おもしろいのは、ワルツよりもタンゴのほうが改善がよくみられたということ。
私はタンゴもワルツも全然詳しくないのですが、よりリズミカルな動きのほうがパーキンソン病にはいいようです。
日本理学療法士協会にダンスがエビデンスとしてちゃんと載っているなんて、こりゃあ、やってみる価値ありますよね。
◆ ダンスは姿勢の矯正にも有効
こうしたダンス療法はパーキンソン病があまり進んでいない人でないと、なかなかできるものではありません。
パーキンソン病は徐々に体の動きが悪くなっていきます。
そのためあまり症状が進んでしますと、ダンスができなくなります。
また、徐々に姿勢も悪くなります。
パーキンソン病のリハビリでは、歩く姿勢(歩容)の矯正が大事です。
歩容=ほよう です。姿勢はとても大事です。
なので、ダンスにしても歩行にしても、指導者から口うるさく姿勢の修正をいわれると思いますが、そうすることによって転倒しにくくなったり、症状の進行を遅らせることができます。
そう、ダンスをすることは姿勢の矯正になります。
そのとき腰が痛くなったり、膝に痛みが出たりするかもしれません。
そうしたときのためにサポーターがあります。
サポーターは腰や膝にくる衝撃を和らげてくれる役割をしてくれます。
社交ダンスから生まれた、ダンスをするのにピッタリのサポーターがあります。
≫ 社交ダンスの先生が監修した猫背矯正ベルト「ぐいっと背筋ベルト」
≫ 社交ダンスの先生が監修した猫背矯正ベルト「ぐいっと背筋ベルト」
作業療法士がつくったリハビリ用サポーターはこれ。
≫ 作業療法士と共同開発した腰サポーター
≫ 作業療法士と共同開発した腰サポーター
なんでもそうですが、いきなり体に変化は来ません。
コツコツ継続していくことが大切です。
楽しみながらリハビリになるダンスはもってこいですね。
運動による関節をケアしたい人へ。
≫ 長く快適に運動を続けたい方に。運動後のジョイントメンテ&リカバリーケアドリンク【ランショット】
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それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。
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