d0bf283d62048e6f8728b347e9fafdc7_s.jpg


誰にでも失敗はある。

そう分かっていても、失敗をしてしまうと落ち込むものです。

特に新人ナースの場合、ただでさえ自信がないので、さらに追い打ちをかけるように失敗すると、さらに落ち込むものです。

かく言う私も新人のころは失敗ばっか。

もう、失敗しない日はなかったです。毎日毎日失敗の連続で、先輩ナースからは「あんた、ほんまに不器用やな」と言われ呆れられていました。

そんな不器用な私も看護師になって約9年。

もう中堅と呼ばれるようになりました。

どんくさい私は、今までやらかしました。

でも自慢じゃないですが、今や技術は他のナースに負けません。

他のナースが失敗した採血も、私は一発です。

他のナースがうまく取り切れなかった吸引での痰も、私は一発で痰をしっかり取り除きます。

他の看護技術も自信があります。

たいがいの失敗をしてきた私が、失敗をしたナースに言いたいことはいっぱいあります。

失敗をやらかした看護師へ。先輩から伝えたいこと。




◆ 言い訳せずに謝るが人が好き

看護師じゃなくても、こういう部下が好きな人が多いと思います。

私は看護師になる前は長らく一般企業でビジネスマンをしていました。

そこでもこういう「言い訳せずに謝る」という人は好感を持たれていました。

日本の武士道に通じる思想ですが、とにかく何も言わずに謝る人が好かれます。


こっちは「理由」を述べているんですが、相手は「言い訳」と受け取ることがあります。

そうすると、いろいろ言っても話しが建設的でなくなってしまいます。

こっちが何か言うたびに「それは言い訳や」と言われて、もうしゃべる気もなくなります。


このやりとりは、時に悔しい思いをします。

自分だけが悪者になってしまい、それが事実となってしまって、後々ずーーっと汚名を言われることになる場合があります。

皆さんもありませんか?

仕事をしていると必ず悔しいことにぶち当たりませんか?

言い返すとかえって損になることもありますよね。

悔し涙を流すこともたくさんありました。


こうしたことを何年も経験していくうちに、私はちゃんと言うべきことは言ったほうがいいと考える人になってきました。

「理不尽な場合は、完全に誤解な場合は、主張する人」になりました。


これはその人の性格というか、謝り方にも違いが出ます。
私は前までは「言い訳せずに謝る人」でした。
でも勉強するにつれて、自分の知識や言葉が豊富になってくるにつれて、おかしなことに気付くようになってきました。

たくさんの本を読んで知識が付いてくるにつれて、論破する力が付いてきました。

なので、私の場合は、相手が理不尽であったり、悪質な場合はきちんと反論します。


でもね。。

これをすると、自分が傷つくことがあるんです。

言葉のケンカになる可能性があるんです。

相手も自分が正しいと思っていますから、ガチンコするんです。

なので、社内(院内)ではよほどのことが無い限り「武士は言い訳せずに謝る」のがいいかもしれません。


私のマネをすると大炎上するかもしれませんよ。


◆ 早く言ったほうが怒りはマシ。時間勝負。
看護師 イメージ.jpg


大したことない事でも、上司は早く知りたがります。

よく「悪いことほど早く報告しろ」と、社会人なら耳にタコができるくらい聞かされたことでしょう。

それはトラブルは早く手当をしたほうが、出血が少なくて済むからです。


別に悪いことをしたわけじゃないけど、「早く上司に言わなかった」という理由で怒られることがあります。

「これは上司に報告するべきか・・?」と迷ったんなら、とりあえず報告するのがベターです。


だって自分一人で解決できないでしょ?

なら早く報告して一緒に解決したほうがいい。そして上司や先輩の解決法を学ぶことです。

あと、意外な人がいい解決のアイデアを持っているかも。




◆ 君がした失敗は先輩もしている。
kangoshi2.jpg


働いているといろんな失敗をしますが、あなたが起こした失敗は、似たようなミスが過去に起こっているんです。

内服薬の飲み忘れ、転倒、点滴の流量間違い、などなど。

手術の患者間違いのような甚大なミスではなく、日ごろのインシデントではよくあるミスは、先輩も必ずやっています。


こう書くと看護師以外の方は「病院てコワーーー!」と思うでしょうが、どこの病院でも毎日何件かはインシデントが発生しているです。

でもそのインシデントは患者さんに害がないことがほとんどなので、表に出てこないだけです。


そう、あなたがやってしまった失敗は、きっと先輩も過去にやっています。

インシデントはまず防ぐことはできません。ある一定の人数が集まった職場は一定数のインシデントが発生するという統計学の理論があり、インシデントをゼロにすることはできません。


だからといって「じゃあいいんだ」という訳にはいかなくて、できるだけ再発しないように再発予防策を考えることが重要です。


考え方ですよ、考え方。失敗した過去はもうどうしようもないんです。

やってしまったことは、無かったことにできないんです。

だったら前を向いてポジティブシンキングしかないでしょう。


いかがでしたか。

こんな偉そうなことを言っている私も、最初はダメダメナースでした。

今も完璧ではありません。

ですが、向上心は誰にも負けません。

要は打ちのめされても、また歩き出せるかどうかです。

成功者には無数の苦労があるもんです。


一緒に頑張りましょう!



それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。

<スポンサードリンク>









カテゴリ

タグ