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看護師になったけど、どうしても今の職場が合わない。つらい・・・・。


でも看護師になったばかりの1年目、やはり辞めるのはよくないよね・・。


看護師はよく辞めていく職業の一つ。

転職支援サービスの会社がたくさん存在することから、転職需要の高さが分かります。

看護師一年目が転職するのはどうなんでしょうか?


◆ 1年目で転職するってどうなの? やはり1年目の転職は不利になることが多い。



おそらくほとんどの人がこう考えるでしょう。

「1年目で辞めるなんて」と。

辞める本人もきっと同じ思いを持っているはずです。


結局みんなが「1年目ってどうなの?」と思っているんです。


答えはずばり、「1年目の転職は不利になる可能性が大」ということです。


1年目の看護師は戦力として見られていないのです。

ここが一番大きい。


看護部の思い採用する側からすると、戦力になっていない一年目の看護師を中途で採用することにためらいがあるのです。

業務のやり方は病院によって少し違います。

また、同じ科でも病院によって特徴が全然違っている場合もあります。

新卒なら病院のやり方や方針を真っ新な頭の新人さんに教え込むことができますし、新人も「こういうもんなんだ」とすんなり受け入れやすい。

でも1年目といえども中途だと、別の病院のやり方をある程度身についているわけです。

どうして前の病院のやり方等と比べてしまうもの。そうすると、新しい職場でやりにくくなってしまうのです。



看護部はそのことを知っています。


すぐに辞めてしまうと「1年すら耐えられなかった」と思われてしまう。

本人は心機一転、新しいところでがんばろうと思っているのに。

これは本人はとても辛くて、1年も耐えられない状況だったと思いますが、残念ながら採用する側はこう考えがちです。

本人にとってはとても嫌な評価ですが、「また辞めるかも」と内心思われている可能性が高いです。


なので、できれば1年目で転職するのは避けたいところ。


でも世の中いろいろあります。どうしても転職をせざるを得ないことだってあると思います。


◆ こんな人はたとえ1年目でも転職するのがありかも。



1年目でも辞めるべきパターン①パワハラを受けている。②病院が合わない。③一人暮らしをしてて遠方の両親が倒れた。④いじめを受けている。⑤身体や精神を病んだ。


このような状況なら、たとえ1年目でも転職はやむを得ないでしょう。

①パワハラを受けている


これは論外です。もう今の時代、犯罪ですから。部長や人事部等に訴えても改善がないなら、とっとと去りましょう。


②病院が合わない


この場合、単に嫌ということではなく、例えばどうしても小児科で働きたいと考えて考えて、それでもやっぱり小児科で自分の力を発揮したいとなれば、小児科のある病院に転職するのはありだと思います。だってそんなにやりたいのなら新しい職場で頑張れるはずですから。


③一人暮らしをしてて遠方の両親が倒れた。


これは仕方がないです。早く両親のもとに行きたいでしょう。心配でしょう。働くにしても両親の近くにいたほうが安心して働けるというものです。


④いじめを受けている。


これも論外です。大人としてどうかと思いますが、大人でもいじめをする人はいます。そういう人に限って上司から好かれていたりしていじめが表に出てこないことがあります。
自分一人ではどうしようもないので、部長に相談したり人事部に相談したりしましょう。それでも改善がないようなら、さっさと自分のほうから去るべきです。
いじめをする人にあなたの大切な人生の時間を使う必要はありません。


⑤身体や精神を病んだ。


パワハラやいじめを受けて心と体を病んでしまっては最悪の状態といえます。また、業務がとても多忙でそれゆえ健康を害してしまうこともあります。

いずれにしても心と体を壊してまで、そこの病院に尽くす必要はありません。

さっさと辞めましょう。

病院は最後まであなたを守ってくれません。

健康を害しているのなら、たとえ1年目といえども早くそこの職場から去るのがいいと考えます。


世の中に何万という病院があるのです。一つくらい合わないからといって、それがどうしたというのでしょう。

きっとあなたに合う職場があるはずです。


◆ とはいえ、乗り越える力を持とう。


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とはいっても、社会人として働く以上は、嫌なこともあります。

恥をかくことも、悲しいことも、悔しいことも、いろいろあります。

どんな仕事でも。


私は看護師になる前に、たくさんの職業を経験してきたから、本当によく分かります。


ちょっと嫌だから・・・

ちょっと怒られたから・・・

そんなことで仕事をコロコロと変えていては、人生を歩む力が付かないでしょう。


大事なことは、壁を乗り越える力を身に付けることです。


そのためには行動力と勉強と、這い上がる強い気持ちを持ちましょう。


ただ勘違いして欲しくないのは、上記のようなパワハラやいじめなどを受けているのを耐えろということではありません。

ある程度は必要かもしれませんが、心と体が病むまで耐えろということではありません。


辞めることで、そんなくだらない上司や同僚に自分の大切な時間を費やすことをしないようにしましょう。


そしてこうした経験から、もっと勉強をして対応策を身に付けること。

自分の引き出しをたくさん持ちましょう。


何度も言いますが、自分の健康を害してまで職場に居続ける必要はありません。

どうしても仕方がない場合は、たとえ一年目でも転職をすべきです。

ただし、看護師は続けてください。

職場が変わっても、看護師を続けるように。そうすれば、もっと力が付くはずです。看護の楽しさややりがいを知らないまま看護師そのものを辞めてしまうのはもったいないと思います。

きっとあなたが輝く職場があるはずです。






それではでは最後まで読んでくださってありがとうございました。

初出掲載:2019年4月14日   更新日:2019年11月25日

※この記事は過去の記事をリライトしたものです。



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